パッと目を惹く美しい色合い
ひとつひとつ時間と手間をかけて作られた、手びねりの鉢です。
手の中で生まれるゆるやかなフォルムと、独特の美しい色合いに、思わずうっとり。
なんとも表現しがたい赤みのある紫色を、「灰赤紫」と表現するところに青木さんの美意識が感じられます。
粗さの異なる数種類の陶土と、釉薬が化学反応を起こすことで発色する色合いは、まさに奇跡の色!
焼成の際の窯場所や、一緒に窯に詰めた他のうつわの釉薬の影響を強く受けるので、毎回色が異なり、同じ色は二度と出ないそう。
微細にキラキラと輝くマットな質感と相まって、独特の雰囲気を醸し出しています。
シンプルにも華やかにも
煮物や炒め物、揚げ物なんかも豪快に盛りつけて。
灰赤紫の鮮やかな色合いに、シンプルなお料理もぐっと映えそう。
多品目のサラダなど、色彩豊かなお料理を盛ってもステキです。
中華やエスニック料理を合わせても美味しそう。
存在感のある佇まいで、普段使いはもちろんですが、おもてなしにもぴったりです。
作風・雰囲気について
「手のなかで少しづつ粘土を伸ばし、それを削ってやわらかなかたちを作る。
そんなふうに粘土に触れるのが好きで、この作り方を続けています。」という青木さん。
まず手の中でかたちを作り出し、半乾きさせた後に、ほぼ全体を削って、薄く軽く使いやすいようにしています。
型を使う場合でも、型から外した後に、縁をつぶして薄くしたり、広げたり、寄せて抱え込ませたりして、手でかたちを作り出します。
ゆがみやたわみ、色の濃淡の違いは、手仕事ならではの味わい。
指でなぞってフチにざらつきがある場合は、サンドペーパーをあててざらつきを取り除いているそう。
手触りの良さを大切にしている、青木さんのやさしい思いを感じて頂けると嬉しいです。
焼成や手成形によって偶然生まれる色の違いや、色ムラなど、写真のようなものも一部含まれます。
同じものはひとつとない「一期一会」な出会いを楽しんでくださいね!
【 径 】 約19.8〜20.5cm
【高 さ】 約4.7〜5.4cm
【素 材】 陶器
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お気に入りを見つけてくださいね。
青木浩二 一覧ページ
青木浩二
1969年 東京都葛飾区金町生まれ
1997年 5年間の商社勤務の後、退社。独学にて作陶活動を開始
1999年 全美術協会展入賞、鎌倉美術展入選
2000年以降 教室運営の傍ら作品制作活動。年2〜3回の個展開催
2007年3月 第20回陶芸美術館展覧会花の器コンテストにて2作品が入選
以降、国内外における展示会にて多数出品、各地にて個展を開催
手びねりでつくるゆるやかなフォルムと、複数の釉薬の組み合わせによる独自の色使いがいきるうつわを制作しています。
和でも洋でもなんでも受け入れて、食卓に彩りを添えられる日常のうつわです。
注意事項
○手づくりのため、ひとつひとつ色合い、形、大きさ、厚みなどが少し異なり、個体差があります。○ピンホール等が見受けられたり、柄の入り方、色味が違ったりする場合があります。○ひとつひとつ違った表情をみせる、手作りならではのあたたかみのある風合いを楽しみたい方におすすめです。○使っていくうちに、色味や風合いなどの経年変化がみられます。○作家・窯元によって、価格の見直し・改定が行われる場合がございます。
作家さんからのおすすめメンテナンス法
○表面に貫入の入るタイプのうつわには食器用の汚れ防止剤を塗布しておりますので特に目止めの必要はありません。○釉薬のタイプにもよりますが、使用していくうちに色味や風合いに変化がでてきます。○電子レンジ・食洗機・オーブン・直火は、いずれもご使用いただかない方が良いです。○うつわの使用後は、洗ってから裏面の高台部分(釉薬のついていない部分)をよく乾かしてから収納いただけますと、汚れやしみがでず、きれいにお使いいただけます。