こんにちは!おうちで楽しむ陶器市 うちる編集局のやまざきです。
突然ですが、みなさんはつい集めてしまうもの、ありませんか?
ころんと手に収まる可愛さと、個性の出やすい豆皿はうつわ好きの方も、そうでない方も、集めてしまうのではないでしょうか。
値段が他のうつわと比べてお手頃なのも、うれしいポイントですよね。
今回は日常使いしたいシンプルなものから、インテリアとして飾っておきたいユニークなものまで、豆皿の魅力をご紹介いたします。
何にでも取り入れやすい、日常使いの一枚
美濃焼 粉引削り取皿
うつわの中でも、どんな料理にも使えるのが白。しのぎと呼ばれるこの模様は、なんとカンナで一本一本削いで付けています。凹凸があるため釉薬のかかり具合がまばらで、それぞれに表情が少しずつ変わります。
ほっとひと息つくときの、自分へのご褒美にケーキを置いたり。
おかずを取り分ける小皿として使ったり。
シンプルだからこそ、あなただけの使い方を見つけてみてください。
小さなおまめ皿 胡桃 ivory+安藤由紀
名前のとおり、おまめの形をしたうつわです。
「使うことに意味のある、道具としての木の味わい。」作り手の安藤由紀さんの思いが詰まったおまめ皿は、表面にさりげない彫りが施されていて、まさに木の味わいを楽しめます。
来客用にちょっとしたお菓子を添えたり、カトラリーレストとして楽しんだり。
一枚あるだけで、食卓がぱっと明るくなります。
Linda plate S blue 半磁器 アトリエキウト 小出麻紀子
林をイメージした模様のLindaシリーズ。艶やかなブルーが印象的です。
青は食欲が減退する印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、実はコントラストがはっきりするため、料理の盛り付けにはうってつけです。シンプルな料理も華やかにしてくれますよ。
さらに重ねて収納も可能となると、家族分揃えたくなりますね。
カラーバリエーションはゴールドブラックとホワイトの3色。気分によって使い分けてみてはいかがでしょうか。
ラウンドプレート XS ナイルブルー 陶器 宮木英至
こちらは先ほどとは違った、爽やかなブルーが印象的のうつわ。
キラキラとした表面はサラッとしたさわり心地で、何を入れようか悩んでしまいます。
少し深めなので、おひたしといった汁ものにも使えますし、ポテトサラダを盛り付けたり、今の季節だと柿のコンポートもオレンジが映えてよさそうです。
ひとつずつ異なる釉薬の色むらが、この世で自分だけのうつわだと、より愛着が増しそうです。
あまり明るい色のうつわを使わない方というも、豆皿なら一枚あってもいいかもしれません。
波佐見焼 ORIME ヘリンボーン 丸豆皿 ホワイト 陶器
磁器の多い波佐見焼には珍しく、陶器の風合いがやわらかい豆皿です。
ヘリボーン柄も、モダンな波佐見焼には珍しく可愛らしい柄ですね。
ORIMEはテキスタイルモチーフをうつわに施したシリーズで、布の素材感を表現するためにあえて模様や色味の出し方など、ムラを活かしたデザインになっています。
薬味を添えたり、デザートをちょこんとのせても可愛いですね。
レトロ可愛い、つい使いたくなる豆皿
豆皿 印判 ひまわり 磁器 東屋
はなびらのような縁取りの内に、たくさんの花の柄が咲き誇る豆皿、ひまわり。
小紋柄を現代風にアレンジしているので、どこか懐かしいデザインが特徴です。江戸時代から伝わる印判という、版を素地に転写する製法で描かれています。
漬物をのせてもよし、薬味をのせてもよし、醤油さしにしてもよし。
まさに定番で安定な豆皿です。
丸皿 豆 ドット クリーム 陶器 紀窯
大きめのドット柄とクリーム色がかわいらしい豆皿。ドットと同じ濃い色で縁取りされているため、豆皿の印象がぐっと引き締まるのもポイントです。
泥しょうという水に溶いた土で波模様や直線などを描く、スリップウェアという技法を用いて作られています。
渋さの中に可愛らしさのある、まさにレトロ可愛い一枚です。
4寸皿 トビカンナ 飴縁内掛 陶器 小石原焼
福岡県の中南部に位置する東峰村(とうほうむら)。そこで焼かれる小石原焼は民芸運動により注目されるようになりました。
小石原焼の中でもその独特な幾何学模様が人気の飛び鉋と、二色の釉薬によってつくられた模様が印象的です。
4寸皿なので取り皿としてはもちろんのこと、ちょっとしたおかずを盛り付けるのにもぴったり。
丸5寸取皿 伊万里瓢箪 磁器 有田焼
さまざまな色の瓢箪(ひょうたん)が愛らしいこちらの豆皿。
末広がりで、6つ揃った瓢箪は縁起がよいとされ、無病息災のお守りになるとも言われています。
白く透き通るような白地に、細やかな瓢箪の絵付けがされているため、贈り物にもおすすめです。縁起ものなのでお食い初めや長寿といった祝いの席に使ってもいいですね。
丸小皿 こけし しましま 磁器 森陶房 砥部焼
こけしの絵付けが愛らしい、KAORIシリーズの豆皿。
砥部焼は別名「喧嘩茶碗」とも呼ばれ、夫婦喧嘩で使っても割れないくらい丈夫といわれています。可愛い顔して、心強い豆皿ですね。
玄関先に置いて、アクセサリートレイとしても。こけしが笑顔で行ってらっしゃいと言ってくれているようで、一日頑張れそうです。
もはやアート! 飾ってもたのしい豆皿
豆々皿 三角 羽根 黄色 陶器 陶芸工房ももねり。 草なぎ桃江
こちらの豆皿、なんと異なる色の土を積み重ねて断面模様をつくりだす”練り込み”という技法で作られています。
金太郎飴やクッキーを思い浮かべてもらえればイメージしやすいかもしれません。
こういった柄模様のうつわって普段使いには取り入れにくいですが、豆皿ならポイントになっていいですよね。食卓にも、インテリアにも。万能な一枚です。
小皿 オーグスヤー 陶器 ノモ陶器製作所 やちむん
ボタンのようなぽってりとしたデザインが特徴的なこの豆皿は、沖縄のやちむんのものです。
透明感のある青緑色の釉薬は沖縄ではオーグスヤーと呼びます。まるで、どこまでも広がる沖縄の海のよう。
肉厚のあるうつわは見た目の可愛さに似つかずどっしりと構えていて、アクセサリーや鍵などを置くのもちょうどよさそうです。
着物銘々皿 手まり花 磁器 M’s呉服店 伊万里焼
一目見たときから、うつわとして使うのはもったいない!と思うほどの可愛らしさ。一つひとつ手作業で絵付けされているため、線の太さや柄の付け方などが若干違い、自分ならではの一枚に出会えます。
のせるとしたら、何でしょう。豆菓子や和菓子といった、和の食材があいそうです。でもやはり、オブジェとして飾るのが一番じゃないかと思ったりもします。
ティーカップ型プレート 矢羽根丸紋 磁器 有田焼
こちらもオブジェとして飾りたい、ティーカップ型のプレートです。
藍と金彩によって色付けされており、伝統模様もモダンに仕上がっています。
ティーカップ型なので、盛り付けるとすればティータイムのお供の角砂糖やチョコレート。ティ―スプーンレストにしてもいいかもしれません。
友人や大切な人のプレゼントにもおすすめしたい一枚です。
おわりに
醤油をさしたり、漬物や薬味をのせたり、来客用のおやつを盛り付けたり…活躍の場が多い豆皿。「自分ならどんな風に使うだろう?」そう思いながら読んだ方も多かったのではないでしょうか。
同じ形で揃えても、違う形でバラバラに揃えても、自分の好きに集められる楽しさが、豆皿にはあります。
もっと他の豆皿も見たいという方は、ぜひこちらもご覧になってください。
また、紹介した豆皿だけでなくさまざまなうつわを販売していますので、よろしければ『おうちで楽しむ陶器市 うちる』にも足を運んでみてください。
お気に入りのうつわを見つけて、日常のテーブルシーンをさらに楽しめますように!