徳利を選ぶ時のポイントをご紹介します。
■徳利を選ぶポイント
1.サイズ

お酒の種類によって、向いている徳利の大きさが異なります。
例えば、冷酒なら、ぬるくなる前に飲み切れるよう小ぶりのもの、
燗酒をゆっくりと飲むなら、大ぶりの徳利がおすすめです。
大きなサイズの徳利なら温度の変化とともに変わる、お酒の味わいの変化も楽しめますよ。
また、人数で選ぶ場合、1人用なら1合(180ml)、2~3人なら2合(360ml)のものを選ぶといいでしょう。
2.素材
徳利の素材によっても味わいが変わります。
お酒の種類によって使い分けるのもいいですよ。
〇陶磁器

陶磁器は、厚みがあるため口当たりが良く、お酒がまろやかに感じます。
また、熱燗にした際、冷めにくいのがメリットです。
有田焼や九谷焼など、図柄が華やかで手がこんでいるものならプレゼントにもいいですね。
〇ガラス 
見た目が涼しげで、クリアなガラス製の徳利は、お酒をスッキリと味わうことができます。
そのため、冷酒や微発泡酒を飲むのに適しています。
薄いものは辛口の大吟醸酒、厚みのあるものは、濃厚なにごり酒が向いているとされ、厚みによる味わいの違いも楽しめます。
〇錫(すず)など金属 
金属性の徳利は、熱伝導率が高く、熱燗から冷酒まで、いろいろな飲み方でお酒を味わえるのが特徴です。
また、割れにくくお手入れしやすいのがメリット。
錫製品は、お酒の雑味を感じにくく、まろやかな口当たりが楽しめます。錆びにくいのも特徴です。
3.機能性

徳利を選ぶ際は機能性も大切です。
燗酒を楽しみたいなら、湯煎できる素材なのか、電子レンジに対応しているのかをチェックしましょう。
最近は、徳利の上層と下層の温度差ができないよう均一にあたたまる、電子レンジ対応商品もあります。
ライフスタイルに合った、使いやすいものを探してみるのもいいですね。
4.デザイン

徳利は素材やサイズ、形のバリエーションが豊富です。
季節に合わせて、お正月には金箔入りのもの、春は桜の柄、夏は江戸切子など使い分ける楽しみもあります。
実用性だけでなく、見た目にこだわって1つ1つコレクションするのも酒器選びの醍醐味ですね。