うちる編集局スタッフです。
今回は、有田陶器市レポートをお届けします。
うつわ好きならいつかは行きたいと思っていた有田陶器市。
2024年のゴールデンウィークについに実現!
波佐見陶器まつりと同日に行ってきました。
この記事では、実際に訪れた現地の様子や、全部回ることができなかった反省も込めて回り方についてもお伝えします。
1回は有田に行ってみたい、来年こそは参戦したい!方はぜひお読み下さい。
目次
有田陶器市とは
毎年4月29日~5月5日に佐賀県の有田町で開催される、大規模な陶器市。
九州をはじめ、全国から焼き物ファンが100万人以上集います。
伝統的な作品から、若手作家まで幅広い品ぞろえ。有田以外の作り手の出店もありますよ。
【有田陶器市概要】
開催期間:例年4月29日~5月5日
開催時間:9:00~17:00
*店舗によって異なる
開催場所:佐賀県有田町内一円(メインはJR有田駅から上有田駅までの約4㎞)
アクセス:
JR佐世保線「有田」駅もしくは「上有田」駅よりすぐ
西九州自動車道の「波佐見有田」ICから5分程度
公式HP:https://www.arita-toukiichi.or.jp/
有田陶器市の回り方 事前の情報収集が大切です!
有田陶器市の会場は、波佐見のように1箇所ではなく、町全体が会場。
しかも、約4㎞続く道の両端に400店ものお店が出店するので、ひたすら歩かなくてはいけません。
そのため、事前の情報収集が大切!
有田陶器市の公式サイトはとても充実しています。
駐車場の満車情報など、当日朝から随時更新されていてとても役に立ちました。
また、各窯元さんのSNSもお得情報などを確認するのにいいですよ。
後悔のないうつわ選びができるように、行く前の情報収集は必須です。
歩くコースを決める
有田陶器市の公式HPで出店情報をチェック。
あまりにたくさんあるので、お目当てのお店がある場合、店名を入力して検索するといいかもしれません。
私は、マップをチェックし、どのような配置でお店が並んでいるのか予習していきました。
また、車で行く場合どこに駐車するかも大事。
どこから出発してどう戻ってくるのか、脚の負担のない場所選びがポイントです。
行くお店をあらかじめ決めておく
私はうつわのお店に行くと長いので、家族に行くお店を絞るようにきつく言われていたのですが…
現地に行くと、既存のお店の他に備前焼など別の産地の作家さんのテントも気になってしまい、結局予定通りに進まず、時間オーバー。
皆さんは、そんなことがないように、時間に余裕を持って回ることをおすすめします。
初めて参戦する、うつわ好きさんなら1日は確保しておきましょう。
歩き対策は万全に 水分補給&紫外線防止
最近の5月の気候は、ほぼ夏。そのため、水分補給用に飲物を持参しましょう。
屋台や自販機でも購入できますが、欲しいときにないと不便。
また、日傘や帽子、日焼け止めなど紫外線対策用のグッズもあるといいですよ。
初めての有田陶器市 見どころが多くて時間が足りない!
お昼まで波佐見で過ごした後、シャトルバスで有田へ。
JR有田駅を見学後、うつわ選びをスタートしました。
ここからは見どころと陶器市の様子を紹介します。
見どころ1 古い街並み
私がいいと思ったのは、伝統的な商家の町並みを歩きながらお買い物ができるところ。
歴史ある瓦屋根の建物は、ほぼうつわのお店。
うつわ好きにはうれしい限りの光景は、有田ならではですね。
1991年に重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
見どころ2 陶器市ならではの品ぞろえ&お得な価格
デパートの食器売場でおなじみの窯元やブランドの商品が、割引価格で購入できるのが魅力。
また、日本料理店で使われていそうな脚付きのうつわや蓋物などがアウトレットに!
陶器市で、自宅にないタイプのうつわを探すのもいいですね。
見どころ3 お店ごとに違うディスプレイ
各店舗のディスプレイも見どころの1つ。
写真は、今村製陶の店内の様子。酒器を花瓶と一緒に飾るのも素敵です。
ちょっとしたことですが、ふだんの暮らしのヒントがたくさんありますよ。
有田陶器市の様子を紹介
テーブルコーディネーターに人気の福泉窯の陶箱。
ふたの柄の種類が多く、バラでそろえるのも良さそう。
うちるでも取り扱っている「福」の文字の入ったうつわなども発見!
人気のシマエナガが描かれたうつわがたくさん! 染付なので大人も使いやすいですね。
あるお店では、地元の学生さんが「碗琴(わんきん)」を演奏。
お碗を楽器にしているなんて、焼き物の街ならではの光景ですね!
一見同じようなお碗なのに、音が違うのが不思議。澄んだ高音はとてもいい音色でした。
有田陶器市に行ってみて 再訪したい素敵な陶器市でした
有田陶器市の、開催時間は17時まで。
さらに歩行者天国は16:30までのため、事前にチェックしていたお店のみ行く予定でしたが…
現地を訪れると、全部見てみたくなり、はじから順番に入店してし、案の定タイムオーバー。
ゴールに設定していた、上有田駅付近のお店はダッシュで素通りというのが唯一の心残りです。
とはいえ、それだけ魅力があるうつわやお店が多かったということなので、とても楽しめました。
古い町並みを散策しながら、異なるテイストのたくさんのうつわを選ぶ時間はとても贅沢。
これほどまでにたくさんのうつわ店がある場所は、他に見たことがありません。
やっぱり有田はうつわの一大産地だということを、肌で感じました。
近所に住んでいたら、入り浸ってしまうのは確定です。
有田には、郊外に店舗を構える窯元さんもあるので、再訪できたらと思っています。
旅の最終日にアリタセラへ!おしゃれなショップやカフェもあるから満足度大
波佐見・有田陶器市巡りの翌日は、家族のリクエストで平戸観光へ。
旅の最終日は、先日行くことができなかった「アリタセラ」へ立ち寄りました。
アリタセラってどんなところ?その魅力をご紹介
アリタセラとは、約20店の陶磁器店やホテルなどが集まるエリアの総称。
ショッピングモールのように通りをはさんで両側にお店が並んでいるので、効率的にショッピングできます。
まさに、時間のないときの立ち寄りスポットにおすすめです。
都内デパートや雑貨店でもおなじみの有名ブランドや窯元さんのショップが多く、センスのいいうつわが陶器市価格で購入できました。
また、比較的新しいショップも多く、内装やディスプレイもおしゃれ!
店舗数が少ない割にはとても見ごたえがありました。
年中無休で、800台の駐車場は無料!
空港へ向かう途中のお土産探しにもいいですよ。
【アリタセラ概要】
有田焼卸団地協同組合が運営している複合施設
住所:佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351番地169
営業時間:10:00〜17:00*一部店舗により異なる
定休日:なし
アクセス:
西九州自動車道「波佐見・有田」ICより15分
JR「有田」駅より車で5分
公式HP:https://www.arita.gr.jp/
以下、一部ショップを紹介します。
KIHARA
モダンなデザインが特徴のKIHARA。
飾りたくなる現代アートのようなデザインはどれも素敵。
スタッキングできるものなど、使いやすさも魅力です。
公式HP :https://e-kihara.co.jp/
百田陶園
上品な菊の形のうつわ「パレスプレート」などで知られる、百田陶園のショップ。
内装やディスプレイが凝っており、ギャラリーを訪れたような感覚になりました。
MARUBUN SHOP & BAKERY CAFE
有田焼の商社「まるぶん」が手がける、うつわのショップとベーカリーカフェ。
お店の奥はカフェになっており、ベーカリーで購入したパンを食べることもできます。
天井が高く、ゆったりとくつろげそうな空間。
ピスタチオとチョコレートのクロワッサンをお土産に購入しました。
公式HP:https://www.marubun-arita.co.jp/
with style shop / YAMACHU
有田焼・波佐見焼の専門商社「山忠」の店舗は、うつわのお店というよりインテリアショップのよう。
イイホシユミコさんのうつわなど、商品のセレクトにセンスを感じました。
公式HP:https://yamachu-arita.com/
有田陶器市での戦利品
私が、有田陶器市で購入したものは写真のとおり。
グリーンの小鉢は、金照堂で購入。よく見るとレリーフがきれい。
中央の「われもの注意」のうつわは井上祐希さんのもの。
有田のセレクトショップ「bowl」で購入しました。
オブジェのような箸置きは、KIHARA。
ブラックの銘々皿は深海三龍堂。ケーキ皿によさそうです。
菊型の猪口は芦屋吉兆陶家。コーヒーカップや朝食のヨーグルト用に。
ほとんどのうつわが1,000円程度で、かなりお得。
帰りは手荷物で大事に持ち帰りました!
うつわ好きなら行って欲しい有田陶器市 観光とセットでうつわ選びが楽しめます
有田陶器市は、百貨店などのポップアップイベントなどでしか見ることのできない窯元のうつわを見ることができ、しかもお得に購入できるまたとないイベントでした。
有田はうつわ探しと街歩きを両立できる素敵な土地。
次回は、今回行くことができなかったエリアや、唐津焼・三川内焼など他の陶器市にも参戦してみたいと思いました。
九州は見どころが豊富なので、うつわめぐりと合わせて観光を楽しむのもおすすめです。
いつかのお出かけ候補に検討してみてはいかがでしょうか。
有田焼についてもっと詳しく知りたくなった方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
・【有田焼のおすすめ20選】おしゃれな絵付けのうつわで、華やかな食卓を。
・【有田焼のお皿・プレート】おしゃれな絵付けで食卓を華やかに。
・【有田焼のお茶碗(飯碗)10選】毎日の食卓を彩るおしゃれなデザイン
最後までご覧いただきありがとうございました。皆さまがよい作品と出会えますように!