【2024 笠間の陶炎祭】徹底ガイド!基本情報やおすすめ作家さん紹介

こんにちは!作家さんのうつわを販売するお店『 おうちで楽しむ陶器市 うちる 』を営む店主のタケザワと言います。

今回は、茨城県笠間市で開催される「陶炎祭(ひまつり)」について、イベントの魅力や楽しむポイントをご紹介します。

陶炎祭は、ゴールデンウィークに開催されるイベントで、この時期は各地で陶器市やイベントが開催されるため、まだ行ったことがない、という人もいらっしゃると思います。

アクセスやランチといった基本的な情報から、オススメの作家さんまでご紹介しますので、お出かけの参考にしてみてください。

陶炎祭とは

陶炎祭は茨城県笠間市の笠間芸術の森公園のイベント会場で開催されます。

200軒以上の陶芸家や窯元、地元販売店などが集まる陶器市で、うつわファンに根強い人気のあるイベントです。

2021年の開催日程と場所は以下の通りになっています。

笠間の陶炎祭
日程:2024年4月29日(月・祝)~5月5日(日・祝)
開催時間:9:00〜17:00
入場料:1日500円【18歳以下無料(高校生まで)】、障がい者無料(付き添いの方1名含む)
場所:笠間芸術の森公園 茨城県笠間市笠間2345

陶炎祭を楽しむポイント

はじめて陶炎祭に行くという方は、作家さんのテントだけでも200近くあるので、「何をポイントに見て回ればいいのか…」と悩んでしまうかもしれません。

そこで、これさえ押さえておけば!というポイントをご紹介します。

人気作家さんのうつわに出会う

200軒もある作家さんのテントには、どれも作風が個性的で、ユニークな作品が並びます。

そのなかには毎年ファンが訪れるような人気作家さんも多数います。そんな人気作家さんのテントには初日から多くのファンが列をなし、「見に行ったらもうほとんど作品がなかった…」なんてこともよくあります。

人気作家さんのテントを訪れたいのなら、初日に早めに並ぶことをおすすめします。

「はじめて陶器市に行くので、どの作家さんを見ればいいのかわからない」という場合は、後半にある「陶炎祭でチェックしたい作家さん」を読んでみてください。

陶炎祭でしか食べられないグルメがいっぱい

陶炎祭はフードコートが充実していることでも有名です。

ホットドックやクレープなどの軽食はもちろん、朴の葉の上にピザを乗せた朴葉ピザなんてユニークなメニューや、中に色んな具が詰まった「笠間いなり」が並んだこともありました。

フードコートの人気メニューは長い行列になることもあるので、早めの時間にチェックしておくと良いですよ。

 大人から子供まで楽しめるイベント

うつわというと、どうしても大人の楽しむものというイメージがあるかもしれませんが、陶炎祭では子どもが楽しめるイベントも充実しています。

例えば、地元の小学生が作った粘土のお面を展示する「土面フェスティバル」や、フェイスペインティングやろくろ体験ができるキッズランドなどがあり、大人から子どもまで十分に楽しむことができます。

テントなどを持参して、お外でゆっくり、なんてのもいいですね。

また、昼はもちろん、夜もイベントが充実しています。これまでではジャズやアコースティックライブが行われており、個性的なアーティストたちの演奏が楽しめます。

益子陶器市もダブルで楽しむ

陶炎祭が開催されるほぼ同じ時期に、益子焼で有名な「益子陶器市」も開催されます。栃木県と茨城県にまたがってはいますが、実は距離的にはそれほど離れておらず、それぞれの会場から直行の臨時バスが運行しているので、二つの陶器市を見て回ることができます。

バスでかかる時間は45分ほどで、運賃は大人500円、子どもは250円となっているので、電車で行くよりもおトク、かつ早く移動できます。運賃の支払いは現金のみなので、事前に準備しておくようにしましょう。

先着順なので満員だと乗車できない場合があったり、イベント期間中に渋滞で予想以上に時間がかかってしまうこともありますので注意してください。

益子陶器市についてはこちらの記事を参考にしてください。

うつわ店主が教える【益子陶器市2019春】の楽しみ方

陶炎祭でチェックしたい作家さん

ここからは、陶炎祭でチェックしたいオススメの作家さんをご紹介します。この陶器市がきっかけで取り扱うことになった作家さんも数多くいらっしゃいます。

中野明彦

中野明彦さんは茨城県笠間市に工房を構えている作家さんです。

すてきな彫り模様が特徴的なうつわは、土のぬくもりが伝わってくるような心地よい手触りの作品になっています。色違いでそろえるのもいいですね。

中野明彦さんのうつわはこちらからもご覧いただけます。
中野明彦 一覧ページ

平沢佳子

平沢佳子さんは料理をおいしく、食事を楽しくするうつわを制作している作家さんです。

淡いグリーン系の「薄荷」色の作品は翡翠のような優しい色合いで、 色の濃淡や、ピンホールなど 土物ならではの良さが味わえます。

平沢佳子さんのうつわはこちらからもご覧いただけます。
平沢佳子さん 一覧ページ

鯨井円美

鯨井円美さんは茨城県笠間市に工房を構えている作家さんです。

マットな質感が特長で、特に稜花のフォルムのお皿は料理を一段とおいしく見せてくれます。柔らかな色味や形を楽しみたい作家さんです。

石井ハジメ

石井ハジメさんは茨城県桜川市に工房を構えている作家さんです。

独特の存在感がある色合いは、釉薬のかけかたで白っぽく見えたり、銀色がかって見えたりと1日中見ても飽きない奥深さがあります。

佐川義乱

佐川義乱さんは茨城県水戸市に工房を構えている作家さんです。

スリップウェアと呼ばれるヨーロッパの伝統技法をもちいた作品を作っています。スリップウェアというと、男らしい武骨なものが多いですが、佐川さんのスリップウェアは、リズミカルでどことなくポップな雰囲気が魅力です。

桑原哲夫 桑原典子

陶炎祭出展者一覧ページより引用
陶炎祭出展者一覧ページより引用

桑原哲夫と桑原典子さんは茨城県笠間市に工房を構えている作家さんです。

優しい色合いと、うつわでありながらどこか現代美術の作品のような凛としたたたずまいが魅力的です。

砂山ちひろ

陶炎祭出展者一覧ページより引用

シンプルなデザインでありながら、どこかユニークさも漂う砂山ちひろさんの作品。それぞれの形のおもしろさ、色のおもしろさを味わいたい作品になっています。

馬目隆広 / マノメ工房

馬目隆広さんInstagramより引用

うつわはもちろん、ブローチや箸置きなどさまざまなかたちに挑戦している馬目隆広さん。可愛いモチーフから、伝統的な三島文様まで、どれも素朴でありながら目を引くデザインがすてきです。

みずのくみこ


みずのくにこさんInstagramより引用

シンプルでありながら、土のぬくもりが伝わるうつわを作り続けているみずのくみこさん。子どもから大人まで楽しく使えるデザインが魅力的です。

原田譲 奈央 / 原田陶窯

原田奈央さんInstagramより引用

宋の時代に盛んになった白磁。原田譲さんはそんな白磁に憧れ、作品を作り続けています。奥様の原田奈央さんは「懐かしい食卓」をテーマにシンプルなレリーフのうつわを制作。どんな料理も映える作品になっています。

酒井敦志之 

酒井 敦志之さんInstagramより引用

土の風合いが残る白地のうつわに茶色い釉薬がアクセントになってる酒井敦志之さんの作品。お皿やおはち、花入れ、つぼなどさまざまなうつわを制作しており、どれも素朴さと力強さを放っています。

陶炎祭でランチするなら?

陶炎祭に行くのなら、ランチも楽しみたいところ。会場の中央を中心として、軽食から陶炎祭でしか食べられないようなメニューも並びます。

地元の有名店などのごはんが食べられるのも嬉しいですよね。公園の豊かな自然を感じながら食事ができるのもポイントです。

公園の豊かな自然を感じながら食事ができるのもポイントです。

フードコートで出会えるごはんについていくつか紹介したいと思います。

朴葉ピザ

朴葉の葉っぱの上にピザを乗せて焼いた、朴葉ピザはビジュアルにもインパクトがありますね。行列必至ですので、気になる方は早めに行くのが良いです。

ともしび人形焼

ともしび博士さんInstagramより引用

陶炎祭で出会える、インパクト大な人形焼!おもわず写真を取りたくなっちゃいます。かじると中からあんこやクリームが出てきて、アンパ〇マンのような感じになります。

ホットドッグ

森の石窯パン屋さんInstagramより引用

インスタグラムとかでよく見ました!森の石窯パン屋さんが作るホットドッグ。こんなの美味しいに決まってますよね。

まぜそば

うらくろさんInstagramより引用

こんな感じの まぜそばや、ガパオなど、多国籍料理も沢山あります。

きのみの

きのみのさんInstagramより引用

きのみのさんのおやつ!オススメです。加賀棒茶と合わせてどうぞ。これも陶炎祭で食べれちゃうなんて幸せです。

陶炎祭のアクセス  

車で行く

東京方面からは常磐自動車道・岩間IC~国道355号線、水戸IC~国道50号線、北関東自動車道・友部IC~国道355号線のルート、栃木・群馬方面からは北関東自動車道・笠間西ICを利用すると便利です。

駐車場は 陶炎祭駐車場 が会場にいくつかありますが、意外とすぐ満車になってしまいます。また、駐車場に入るための行列もかなりありますので、なるべく朝早く到着するのがオススメです。

引用:笠間の陶炎祭公式サイト

満車の場合は、会場から離れた場所にある 大規模臨時駐車場 に車を止めて、シャトルバスを利用する、または、市内臨時駐車場 に停めて市内周遊バスで来場するようにしましょう。

JRで行く

電車の場合、JR水戸線笠間駅からシャトルバスで約10分、JR常磐線友部駅からシャトルバスで15分で会場に到着します。

笠間駅から歩いていくことも可能ですが、30分程度見ておいた方が良いでしょう。

それぞれの駅からは市内の主要観光施設を回れる「かさま観光周遊バス」が運航しているので、こちらも便利ですよ。

市内循環バス

陶炎祭会場、つつじ公園、稲荷駐車場を循環する周遊バス、笠間市内の無料駐車場付近から乗車できる周遊バスも運行しています。車でどうしても朝早くに到着できない場合は、こうしたバスもうまく利用したいですね。

周辺のおすすめスポット

茨城県陶芸美術館

茨城県陶芸美術館Instagramより引用

茨城県陶芸美術館は「伝統工芸と新しい造形美術」を テーマとした美術館で、うつわに関する展示はもちろん、デザインやジュエリーの展覧会も行っています。陶炎祭の会場からすぐに行ける場所にあるので、足をのばしてみると思わぬ発見があるかもしれません。

笠間稲荷神社

日本三大稲荷にも数えられる、笠間稲荷神社は、年間350万人もの参拝者が訪れます。どっしりと重厚感のある拝殿と、お土産やら茶屋などがある参道が魅力。観光地として楽しめるポイントも沢山あります。

『陶と暮らし』

春の陶炎祭も賑やかで良いですが、秋には陶と暮らしというクラフトイベントが、同じ笠間芸術の森にて開催されます。

引用:陶と暮らし公式サイト

陶炎祭と比べて少しコンパクトにはなりますが、若手の作家さんも沢山いて、また緩やかな雰囲気があって楽しいイベントです。

2020年の開催日程と場所は以下の通りでした。

陶と暮らし
日程:2021年は10月29日(土)~31日(火祝) 9時から16時(最終日15時30分)
場所:茨城県笠間市笠間2345 笠間芸術の森公園(笠間工芸の丘)
URL: https://toutokurashi.com/

こちらのイベントはゆっくりとした時間が過ごせてこれまたオススメです!

おわりに

うつわ好きにはたまらないイベントである陶炎祭。作家さんとコミュニケーションをとりながらうつわを選べるのはもちろん、大人から子どもまで楽しめるイベントも盛りだくさんで、1日中楽しめる陶器市になっています。

子どもがいるからイベントになかなか行けない、行ったけどほしい器に出会えなかった、という方!

当店は、”おうちに居ながら陶器市を楽しめる。”をコンセプトに、全国の陶器市やクラフトフェアから、『この人は!』と思った作家さんを取り扱い、販売しています。

ぜひ覗いてみてくださいね。

おうちで楽しむ陶器市 うちる

(うちる店主 タケザワ)

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