小石原焼(こいしわらやき)は九州の福岡県の東峰村というところで作られています。
日本の陶芸界に大きく影響を与えたバーナード・リーチによって、称賛され、現在ではどこか北欧を感じるようなデザインとして、その人気がさらに高まっています。
ちょうど場所で言うと、福岡県から大分県に向かう道中の山の中、という感じです。
場所はこのあたり。
九州はものすごく広いので、車じゃないと絶対いけないですね。
さて、そんな場所にある、小石原焼。
最近人気の高い、小鹿田焼とそっくりなんです。
それもそのはずで、小鹿田焼きは小石原焼きの分流窯だからなんですね。
飲食店の、のれん分け、みたいなもんですかね。
小石原焼のほうが、柔らかい印象で、小鹿田焼のほうが荒々しい印象です。
さて、その小石原焼には「飛び鉋(とびかんな)」「刷毛目(はけめ)」「櫛描き(くしがき)」などの技法があります。
具体的にはこんな模様です。
飛び鉋
飛び鉋は、名前の通り、鉋という金属の道具を使います。ろくろを回しながら、鉋をあてると一気に模様ができあがります。
百聞は一見にしかず。動画をご覧ください。ものすごい集中力が要求されますね。
刷毛目
刷毛目は、刷毛で点々をつけるように模様をつけていきます。
これも動画を見てもらうとわかりますが、とても難しそうです。
櫛描き
櫛描きはいわゆる、くしですね。
これで模様を描いていきます。
今回紹介する、福嶋製陶さんは、
フードコーディネーターの長尾智子さんプロデュースによる
「小石原ポタリー」参加窯元でもあります。
昔ながらの、素朴な魅力のある「小石原焼」の伝統の技法を生かしつつ、
現代の暮らしにぴったりマッチするうつわです。
小石原焼 飯碗 ●トビカンナ● 陶器 福嶋製陶
フラシ釉といわれる透明釉が掛かり、
すこしつるりとした感触。
トビカンナの凹凸が良いアクセントになって
楽しい手ざわりです。
口径が大きく少し浅めなタイプのごはん茶碗です。
左から
小石原焼 豆皿 ●トビカンナ白● 陶器 福嶋製陶
小石原焼 5.5寸皿 ●トビカンナ白● 陶器 福嶋製陶
小石原焼 深鉢 小 ●トビカンナ白● 陶器 福嶋製陶
小石原焼 小鉢 ●トビカンナ白● 陶器 福嶋製陶
小鉢、豆皿は副菜やお漬物をのせたり、これからの
季節は薬味をのせて。5.5寸皿はとり皿として。
トビカンナの模様はほっこりな食卓を演出してくれます。
小石原焼 4.5寸皿 ●ハケメ● 陶器 福嶋製陶
刷毛でラインをあしらった「ハケメ」の模様は、
個性的でリズミカルな雰囲気が楽しめます。
福嶋製陶さんの作品は下記のページからご覧いただけます。
小石原焼【福嶋製陶】 一覧ページ
小石原焼、民藝でありながらも、モダンな印象があり
食卓にも非常に使いやすいです。
(スタッフ タキ)
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福嶋製陶
約300年以上前に開窯。
素朴さが好まれ、普段づかいの陶器として親しまれてきた、
福岡県東峰村の小石原焼(こいしわらやき)は、
日常生活で使用するための陶器です。
「奇をてらうことない器づくり」
小石原で採れる土など、地元の素材を使った釉薬で器を作られています。
手間を要するため、時の流れに逆らう形となった製法。
その小石原で受け継がれてきた普通の行程を守ることが、
「気持ち伝わる器作り」につながると信じて、作陶されています。
「地心良作」
小石原のアイデンティティー『地の心』を込めて、
伝統を守りながら時代のニーズをゆっくりと取り入れた
素朴な良作です。
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