うちる編集局スタッフです。
今回は、アラビアのお皿を紹介します。
アラビアのお皿といえば、華やかでバリエーションが豊富なデザイン。
ちょっと懐かしい雰囲気の花柄や、絵本の挿絵のようなものまで、さまざまなものがあります。
この記事では、各シリーズの特徴やコーディネートについてご紹介します。
柄物のお皿は、無地のものと合わせると、テーブルが華やかになりますよ。
食卓の雰囲気を変えたい方は、取り入れてみてはいかがでしょう。
先にアラビアのお皿が見てみたい!という方はこちらからご覧いただけます。
目次
アラビアってどんなブランド
アラビアとは
「アラビア(ARABIA)」は、1873年創業のフィンランドの陶磁器ブランド。
芸術性にすぐれたデザインでありながら、使い勝手にこだわった実用性が特徴です。
また、パラティッシのデザイナーとして知られる、ビルガー・カイピアイネンのほか、カイ・フランク、ヘイッキ・オルボラなど、世界屈指のデザイナーが在籍していたことでも知られています。
彼らが手がけたデザインは、植物をモチーフにしたモダンなものから、人物を描いたストーリー性のあるものまでバリエーションが豊富。
生活を彩りつつ、盛り付けから、調理、保存まで考えられたテーブルウェアは世界中で愛されています。
アラビアのお皿を一挙に紹介!
パラティッシ
アラビアを代表するシリーズ、”パラティッシ”。
フィンランド語で楽園という意味です。
フィンランド陶芸界で最も知られる人物の一人といわれる、ビルガー・カイピアイネンが手がけました。
幾何学模様のようなフルーツや花々のデザインに絵画のような構図が評価され、発売から50年以上経っても、世界中で愛されています。
ブルー&イエローのカラータイプは初期のデザイン。
1972年には、ブラックのパラティッシが誕生し、2012年にフィンランドの百貨店ストックマンの創業150周年記念に特別カラーとしてパープルが登場しました。
いずれのカラーも人気で、色違いでコーディネートしても素敵です。
アベック
アベックは、朝から晩まで24時間使えることをコンセプトにしたシリーズ。
2003年に、アラビア創業130周年を記念してデザインされました。
放射状に描かれた、細かい畳の目のようなデザインは、和食器のようにも見えます。
映画「かもめ食堂」でおにぎりをのせていたことからさらに人気が出ました。
洋食はもちろん、和食からエスニック、中華までさまざまなメニューにあう万能なお皿です。
当初は、ブルーとパープルの2色を展開でしたが、2021年にイエローが加わりました。
反対色である、ブルーと組み合わせるとポップで明るい食卓になりますよ。
ちなみに、イエローは、日本では公式オンラインショップと、表参道ストアのみで販売しています。
スンヌンタイ
アラビアを代表する“パラティッシ”の誕生50周年を祝して生まれた“Sunnuntai” (スンヌイタイ)。
パラティッシのデザイナー、ビルガー・カイピアイネンがデザインしました。
スンヌンタイはフィンランド語で「日曜日」を意味する言葉。
休日の楽しい雰囲気が感じられますね。
リムに花びらを配した、どこかレトロでポップなデザインのお皿は、テーブルに花が咲いたよう。
深さがあるので、様々なメニューに使えます。
ひまわりなど同じ色のお花を飾って、コーディネートするのもいいですね。
エステリ
1973年、アラビア創業100周年を記念して登場した「エステリ」。
デザイナーのエステリ・トムラが手がけたことから、この名が付いています。
白地にブルーの花柄が鮮やかで、染付など和食器とも相性もいいお皿です。
どこか懐かしい雰囲気のデザインは、上記で紹介した「スンヌンタイ」とあわせても可愛いです!
無地のブルーやホワイトの食器と一緒に使うと、モダンなコーディネートになりますよ。
ムーミンシリーズ
ムーミンシリーズのお皿は、ムーミン谷の仲間たちが、さまざまな表情で描かれている人気商品です。
どれも背景の色や構図が異なるため、コレクションしたくなります。
写真は、ムーミンママがロッキングチェアに座っているデザイン。
ムーミンの作者である、トーベ・ヤンソンは、ムーミンママのモデルは彼女自身の母親だと語っています。
愛情深く、些細なことは気にしないおおらかなムーミンママの姿にほっこりする1枚です。
デザインが素敵なので、インテリアとして飾って楽しむのもいいですよ。
パストラーリ
フィンランド語で、牧歌を意味する“パストラーリ”。
1965年にエステリ・トムラが、古代ギリシャのラブストーリー『ダフニスとクロエ』をモチーフにデザインしたものです。
当時は、装飾品のために使われていたパターンでした。
全面に柄が入っているのに、色は白地にブルーとブラックとシンプル。
何を盛り付けてもしっくりとくるお皿です。
壁に飾って絵画のように楽しむのも素敵ですよ。
フヴィラ
フヴィラは、日本の美濃などでも受賞経験のある、ヘイニ・リータフフタのデザイン。
祖母のコテージにインスピレーションを得た、フリーハンドの花模様です。
優しいピンクの野バラの柄は、ケーキやクッキーなどスイーツにもぴったり。
セットでそろえれば、華やかなアフタヌーンティーを楽しめそうですね。
マイニオ
マイニオ・サラストゥス(Mainio Sarastus)は、マイニオ=偉大な、サラストゥス=夜明け という意味。
2018年に発表されたフィンランドで人気のシリーズです。
リムのモノトーンのデザインは、どんなメニューにも合わせやすく、長く飽きずに愛用できます。
さらに、料理の準備から盛り付けまで、トータルに考えられており、お皿は蓋として使うことができます。
また、すべての食器を重ねることができ、コンパクトに収納可能。1人暮らしから大人数のご家庭まで、さまざまなライフスタイルの方に寄り添うアイテムですね。
24h ピエンナル
ヘイッキ・オルヴォラがデザインした、24thのかたち。
2021年に発売25周年を迎えたのを記念し、生まれたのが“ピエンナル” です。
ピエンナルは、フィンランド語で「道端」のこと。
散歩道で何気なく見つけた、花や動物、がらくたをコラージュしたデザインです。
白地にブルーの組み合わせは、和食やエスニック料理などさまざまなメニューに合うシンプルな色づかい。
和食器とも合わせやすいので、手持ちのお皿と一緒に使ってみるのもいいですよ。
日本では、公式オンラインショップのみで入手できる、貴重なシリーズです。
クロッカス
クロッカスは、エステリ・トムラがデザインしたパターン。
1978~1979年の2年間のみ製造されていたシリーズで、2022年に復刻しました。
不定期生産のスペシャルプロダクトのため、次回生産は未定だそう。
線だけで描かれたモダンなデザインは、全く古さを感じません。
おにぎりなど、和食との相性もよく、いつもの食事がスタイリッシュに見えます。
ブラックパラティッシと合わせて、モノトーンスタイルのコーディネートにするのもいいですね!
クロッカスは、色違いでブルーとグリーンの商品があります。
19㎝のお皿のみ、クロッカスが描かれていませんが、柄のあるものと組み合わせることで、しっくりとなじみます。
もちろん、1枚だけでパン皿や取り皿のように使うのもいいですよ。
やっぱり素敵! アラビアのお皿を使ったテーブルコーディネート
パラティッシの大皿を使ったコーディネート。
チーズとイチジクを並べれば、おもてなしにぴったりなパーティのお皿に。
取り分け用の大皿料理を盛り付けて、テーブルの中央に置くのもいいですね。
インパクトのあるお皿は、食卓を華やかにしてくれます。
24thアベックを使った、朝食のコーディネート。
おかずを複数盛り付けて、ワンプレートにしています。
洗い物が少なくて済む、忙しい朝にぴったりなうつわ使いですね。
スンヌンタイのお皿を使った、朝食のコーディネート。
葉っぱが描かれたグリーンのテーブルクロスと合わせることで、ポップで活気ある食卓になっています。
色をグリーンとイエローに絞ることで、柄物のお皿や小物を使っていてもまとまりのある空間になっていますね。
アラビアのお皿でいつもと違う食卓に
今回は、アラビアのさまざまなお皿を紹介しました。
アラビアのお皿は、シンプルなものから全面に柄が施されたものまでバリエーションが豊富。
たくさんの選択肢の中から、自分のライフスタイルに合うものを選ぶことができます。
いつもとちょっと違うお皿を使ってみたい、持っている和食器と合うものが欲しい、
そんな方には、アラビアのお皿から探してみるのもいいですよ。
ぜひ、この記事を参考に食器選びをしてくださいね!
今回ご紹介したアラビアのお皿は、一部こちらからご覧いただけます。
アラビアなどの北欧食器についてもっと詳しく知りたくなった方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
・【アラビアの魅力とは?】人気の食器やデザイナーについてまとめて紹介
・【ARABIA(アラビア)/パラティッシのおすすめ】北欧食器の定番を詳しく紹介!
・【アラビア / 24th アベックのおすすめ】かもめ食堂に登場した人気のお皿
・【おしゃれな北欧食器ブランド特集】人気シリーズからおすすめアイテムを総まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。皆さまがよい作品と出会えますように!