【どんぶりのメンテナンス方法】お気に入りの器を長持ちさせるコツ

仕入れスタッフ ツルミ (主婦・2人暮らし)
仕入れスタッフ ツルミ (主婦・2人暮らし)
こんにちは。うちる編集局スタッフです。
今回はどんぶりのメンテナンス方法と長持ちさせるコツについてお伝えします。

どんぶりのメンテナンスは、基本的にほかのうつわと同じです。
ただ、素材や装飾技法などにより、取扱に注意が必要な場合があります。
また、深さのあるどんぶりならではの取扱のポイントもあります。

この記事を読んで、お気に入りのどんぶりを長く使えるように、大事にお手入れしてみませんか。

先にどんな商品があるのか見てみたい!という方は、こちらからご覧ください。

どんぶり 一覧ページ

どんぶりの基本のお手入れ方法

使用前:陶器なら目止めか水につけ置きを

陶器のどんぶりを購入したら、水につけるか目止めをしましょう。
磁器の場合は、水で洗うだけでOK!目止めやつけ置きの必要はありません。

【目止めの方法】
・うつわを鍋に入れ、かぶるくらいまで米のとぎ汁を注ぎ、15分程度弱火で煮沸。
・鍋ごと冷まして、器を取り出し、十分に乾かします。
*米のとぎ汁の代わりに、小麦粉や片栗粉などでも代用できます。

目止めの方法はこちらの記事にも詳しく書いています!
■うつわのお手入れについて:https://uchill.jp/blog/pottery-basic/utsuwa-care

使用後:食器用洗剤で洗う

柔らかいスポンジを使い、食器用洗剤で汚れを落とし、乾燥させます。
どんぶりは深さがあり、厚みがあるものも多いので乾燥はしっかりと。
乾燥が不十分だとシミやカビの原因になります。

また、表面に絵付けや装飾があるどんぶりを洗う際は、クレンザーや研磨粒子がついているスポンジやたわしなどの使用は避けましょう。
絵付けが剥がれてしまうことがあります。

どんぶりのお手入れの注意点

食材を入れたままにしない

目止めをしても、油や調味料などは素地に染み込んでしまいます。
そのため、食材を入れたまま長時間の保存は避けましょう。

高台の裏までしっかり乾燥

高台が深めの場合、裏に水分が残ってしまうことがあります。
そのまましまうと、かびや臭いの原因になるので、しっかり拭き取ってください。
洗いかごやふきんの上に伏せて、乾かすのもいいでしょう。

収納についての注意点

どんぶりは、重ねて収納することが多いうつわ。
特に重さや厚みがある場合、重ねた際に下のうつわが傷ついてしまうことがあります。

そのような傷や欠けを防ぐために、以下のような対策をしましょう。

・重ねる際は布や紙を間にはさむ
・高台がざらついている場合、サンドペーパーで軽くこする
・たくさん重ねすぎない

重ねる場合、1度に取り出す分(家族分)を限度に5枚以内にしましょう。
スムーズに取り出すことができ、破損のリスクも少ないですよ。

電子レンジ使用について

電子レンジ使用については、商品の説明書で確認しましょう。

特に、金彩や上絵付があるものは、避けたほうが安心です。
金色の部分が黒ずみ、絵付が台無しになってしまいますし、火花が発生して危険です。

食洗機使用について

食洗機の使用についても、電子レンジ同様、商品説明書で確認しましょう。
ただ、どんぶりは大きさがあり、厚めの商品が多いため、配置の仕方に注意が必要です。
ほかのうつわとぶつからないような場所に置いて、欠けや割れに配慮しましょう。

こんなケースはどうすればいいの?汚れてしまった場合の対処法

焦げがついてしまったら
電子レンジでタレのかかったどんぶりを温めた場合などに、焦げがつくことがあります。
その場合は、重曹を入れた熱いお湯(65℃程度)に漬け置きしましょう。
30分〜1時間程度浸け置くことで、ほとんどの焦げは1回でとれます。 

カビやシミを取り除く
カビやシミがついてしまったら、漂白剤を入れた水につけて、すすぎましょう。
特に、吸水性のある陶器は、漂白剤がうつわの素地まで入り込まないように、しっかりすすぐことが大切です。

また、どんぶりを初めて使う前に、お米のとぎ汁で煮沸(目止め)すると、汚れがしみ込みにくくなります。

さまざまなタイプのおすすめどんぶりとメンテナンスのコツを紹介

陶器のどんぶり

まる小丼 陶器 かいらぎ 美濃焼

ころんとした可愛らしいフォルムの小さめどんぶり。
ちょっと小腹が空いたときやお子様用のお茶碗、小鉢として重宝します。

表面には、梅花皮(かいらぎ)という、ひびのような模様があり、唯一無二の味わいがあります。
一見無地のようにも見え、どんな食材も引き立たせてくれます。

和食はもちろん、洋風のおかずを盛り付けてボウルのように使っても違和感がありません。
味わいのあるかいらぎですが、取扱にちょっと注意点があります。

長時間油分を含んだ食品をのせておくと、表面にシミが残る場合があります。
濃厚なソースやタレを使ったおかずを盛り付けた後は、早めに洗剤で洗って油分を取り除きましょう。
長くきれいに使いたいなら、事前に水に浸けておくと色移りや臭いがつきにくいです。

ただ、かいらぎのうつわの魅力は、経年変化を楽しめること。
使い続けることで、ヒビの色が変わっていくさまを味わいましょう。



丼 ライン 陶器 tomaru 信楽焼

白地にモダンアートのような柄が引き立つ個性的などんぶり。
ざらっとしたマットな質感で、持ち上げた際に滑らないのもポイント!
無国籍なデザインなので、シチューなどの洋食やフォーなどのエスニック料理にも使えて便利です。

お手入れの注意点は、ソースなどによる着色対策。
釉薬がかかっていないため、カレーなどが沈着しないよう、食後はすぐに洗いましょう。



丼 深型 金彩 陶器 信楽焼

マットなブラックで、シャープなフォルムのスタイリッシュなうつわ。
内側には金彩が施され、高級感があります。

落ち着いたトーンのどんぶりは、どんな食材も美しく引き立たせ、ちょっとよそいきに見せてくれます。

ふだん使いにはもちろん、おもてなしにもぴったり!
急な来客にも使えるのもいいですね。
幅広いメニューに使える、心強いうつわです。

ただ、金彩が施されているため、電子レンジの使用は避けましょう。
火花が飛び散ることで、火災の恐れがあり危険です。



丸丼 トビカンナ・櫛目 陶器 小石原焼

表面の細かい線模様が目を引く個性的などんぶり。
伝統技法である、とびかんなによる柄は幾何学模様のようにも見え、モダンな雰囲気。

そのため、カレーやシチューなど、洋食にもよく合います。
サラダを盛り付けて大鉢として使うこともできますよ。

小石原焼は釉薬が厚いため、口当たりがよくどんぶりに向いているといえますね。

ただ、陶器なので、調味料などのシミに注意。
購入したら目止めするか、水かぬるま湯に浸けおきすると汚れにくいですよ。



こどん ヘリンボーン ホワイト 陶器 ORIME 波佐見焼

テキスタイルのような柄が特徴のモダンなどんぶり。
北欧ブランドを思わせるデザインは、スープカップやサラダボウルなど、さまざまな用途に使えます。

両手で包むと、手にすっぽりと収まる小さめサイズ。
夜食など軽く食事を済ませたいときや、お子様用のお茶碗におすすめです。

表面のヘリンボーン柄は、1つ1つ職人さんが判を押しているため、微妙なずれがあります。
どれも表情が違うのがいいですね。

お手入れの注意点としては、電子レンジや食洗機の使用はNG。
判子による絵付けが損なわれてしまいます。

■磁器のどんぶり

丼 清風唐草 磁器 波佐見焼

白磁に染付のブルーが鮮やかに映える、すっきりとした佇まいのどんぶり。
色使いがシンプルなので、何を盛り付けてもさまになります。

同系色の印判などと合わせて使うと、華やかなテーブルコーディネートに。
磁器のため、軽量で持ち上げやすいのがメリット。

また、口縁が薄く、料理の味をストレートに感じます。
ただ、薄いので、重ねて収納する際に欠けないように気をつけましょう。



めん鉢 丼 万歴鳳凰 磁器 波佐見焼

赤と緑の絵付けが鮮やかなどんぶり。
いつものラーメンもこのうつわに盛り付けるだけで、中華料理店でいただいているような雰囲気になりますよ。

縁起のよい鳳凰が描かれているので、おもてなし用の大鉢として使うのもおすすめ。

華やかな絵付があるうつわは、電子レンジが使用できないイメージがありますが、
このどんぶりは、使用可能!

ただ、たわしやクレンザーなどの使用は避けた方が安心。
絵付が損なわれないよう、柔らかいスポンジで洗って、美しさをキープしましょう。



反り丼 十草 磁器 美濃焼

白と青の十草柄のどんぶり。
どんな具材にも合う、使い勝手の良いデザインのうつわです。
肉じゃがや揚げ出し豆腐などを盛り付けて、鉢として使うのも素敵です。

シャープなフォルムで持ち上げやすいだけでなく、スタッキングのしやすさも魅力。
また、高台は広くて深さがあるため、安定感もあります。

ただ、洗い終えた後、高台裏に水がたまってしまうことがあるので、
しまう前にしっかり水分を拭き取りましょう。
食器棚の中に、いやなにおいがこもってしまうことがあります。

どんぶりのお手入れ方法を知って、お気に入りを長く大切に使いましょう

今回は、どんぶりの素材や装飾によるメンテナンス方法の注意点を詳しく解説しました。

陶器なら使う前に、目止めや水に浸けて調味料などによるシミを防ぐ。
また、上絵付や装飾のあるものは、柔らかいスポンジで優しく洗う など
お手入れ方法は、意外とシンプル!

やり方が分かれば、どなたでも簡単にできそうですね。
また、基本的なことですが、商品説明書で電子レンジや食洗機の使用の可否を確認するのも大切です。

お気に入りのどんぶりを少しでも長く使えるように、正しいお手入れ方法をおさえておきましょう。

今回ご紹介したどんぶりは、こちらのページからご覧いただけます。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんがお気に入りのうつわと一緒に、すてきな時間を過ごせますように。

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