こんにちは!作家さんのうつわを販売するお店『 おうちで楽しむ陶器市 うちる 』を営む店主のタケザワと言います。
2013年より毎年千葉県佐倉市で開催されてきたクラフトフェア『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ』。
今年も昨年に引き続き開催は中止となりましたが、過去に行ったときの体験談や、にわのわの魅力、楽しみ方についてご紹介するとともに、オススメの人気作家さんについてもお伝え出来たらなと思っています。
にわのわ開催概要(2021年は中止)
日時:2021年6月 10:00〜16:00
※雨天決行・台風などの荒天候の場合のみ中止
会場:佐倉城址公園
入場料:大人300円(小学生以下無料)
主催:にわのわアート&クラフトフェア・チバ実行委員会
ホームページ:https://niwanowa.info/
目次
にわのわの様子
私は東京から電車で向かったのですが、電車に乗っていると、どんどんローカルな感じになっていきます。その感じが何とも言えず、たまりませんでした。
日帰りで楽しめますから小旅行みたいな気持ちで行くのもよさそうです。
駅からは、結構な距離歩きますので、バスで行けるならバスを使いましょう。
詳しいアクセスは後半に記載しています。
会場は、佐倉城址公園というところです。
こんな感じの緑豊かなところをのっしのっしと歩いて抜けていきます。
すると、こんな横断幕が!
一気にイベント感が高まりますよね。
さらに進むと、会場が見えてきます。
木々の間につるされているガーランドにもテンションが上がります。
会場では、この自然豊かな場所で、作品を買うだけでなく、ワークショップや食事も楽しめます。
にわのわは、人気の作家さんも多く、大規模な陶器市よりも混まないので、足を運びやすいんじゃないかなと思います。
ただし、人気の作家さんの場合、整理券を入手しなければ買えないこともありますので、 気になる作家さんがいる場合は、朝イチで向かうのが良いですね。
土ものの雰囲気を味わえる作品や、絵付けが人気の作品など。
そういえば、ここで出会った、水谷美樹さんの作品は、もうそろそろ、入荷する予定です。(2年待ちでした)
大人向けから子ども向けのものまで、いろんなワークショップが開催されているのも楽しそうでした。
お子さんといくのなら、ワークショップを一緒にやるというのも楽しそうですね。
公式サイトで随時発表予定ですので、こちらも要チェックです。
また、毎年恒例となっているイラストレーターの木下綾乃さんによるデザインの小型印を押してもらうことができる「にわのわ郵便局」も出店予定。
自然の中で手紙を書いて送る、というのはとっても新鮮な感じがして楽しかったです。
手紙っていいなあって改めて思いました。
フードは、ホットドッグやピザ、パンなどの軽食や。
カレーやお弁当も。
どこもステキなお店で、クオリティも高いです。
会場にいって、大自然の中でごはんを食べる、というだけでもかなり満足感がありますよ!
にわのわの風景が分かる動画があったので、貼っておきます。緑豊かな感じが伝わってきますね。
オススメの人気作家さん
今回の出展者の中から、オススメの作家さんをご紹介します。当店で取り扱っている方も数多くいらっしゃいますが、ほとんど完売してしまっている人気作家さんばかりです。
[陶磁器]
阿部慎太朗
陶器で有名な茨城県の笠間で作陶されています。
ヨーロッパのアンティークにルーツを持つレリーフを特徴とし、100年後、アンティーク食器になって流通できるものを目指しています。
どのイベントにいっても即完売の作家さんです。
寺田昭洋(工房寺田)
寺田昭洋さんのうつわは、「白と黒」の世界。
シンプルなデザインの中に、手作りのぬくもりをほのかに感じられるうつわ作りをされています。シンプルながらもしっかりと存在感のあるうつわ。すっきりと無駄のないデザインで、ながく愛用できそうですね。
直井真奈美
千葉県にて作陶されています。「凛とした」というと強すぎるけれど「ほっこり」と言うとまたそれも違う。他にはない、シンプルなフォルムと色で、静かな佇まい。
毎日使っても飽きがこず暮らしにスッと溶け込んでくれそうです。
志村和晃
千葉県出身の志村さんは、京都で陶芸を学び、石川の工房、益子の工房を経て独立した作家さんです。土ものの風合いと、深みのある藍色の染付が骨董品のような味わい深い作品に仕上がっています。
大山育男(青人窯)
新潟からの出展。青人窯さんは、柿の灰や火山灰など地元の原料を中心に、シンプルながら味わい深い色合いの作品を作っています。
淡く深いみどりの魚沼緑灰という色は、ほかではあまり見られない、わび・さびを感じるような色合いです。
[ガラス]
今村知佐
今村知佐さんの作品には、透き通るようなガラスの美しさが感じられます。
吹きガラスで作られるその作品は、流れる水のように瑞々しく生命力を感じる混じりけのない透明感が魅力です。
沖澤康平
美しいシルエットと、透明感の高い、ガラスの作品を多数つくられている沖澤康平さん。
ガラスの器は数あれど、沖澤さんのガラスの器みたいに、しっとり、色っぽい雰囲気のガラスの器には、なかなか出会わない、そう感じさせてくれます。
[木工・漆]
加賀雅之(Semi-Aco)
表面の凹凸が手にも心地よく、お料理がよく映えるこの彫り模様。
すべて手彫りで丁寧に作られています。美しいだけでなく、結露した水分が食材に付着しにくくなる、という機能的な役目もあるというのも嬉しいですね。
にわのわとは?
年に一度開催されている『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ』は、
2012年のプレ開催以降、毎年千葉県佐倉市で行われているクラフトフェアです。
最大の特徴が、“千葉”という土地に愛着をもつ作家を中心に作り上げられているという点です。
千葉に在住している多くの作家を知ってもらいたい、作家さんの情報交換の場をつくりたいという思いが込められた『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ』。
より地域とのつながりを深めるため、佐倉の「まち」と「にわのわ」とつなげる「まちのわ」プロジェクトも企画されています。
アクセス
会場となる、『佐倉城址公園』には、専用の駐車場がありません。そのため公共交通機関での移動となります。主なアクセス方法は以下の通りです。
電車
【京成佐倉駅から】
徒歩 約20分
バス 京成佐倉駅発 南口1番のりば
千葉グリーンバス 田町車庫行、京成臼井駅行、志津行、四街道駅行のいずれかに乗車
「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車
【JR佐倉駅から】
徒歩:約25分
バス:JR佐倉駅発 北口1番のりば
千葉グリーンバス 田町車庫行、京成佐倉駅行のいずれかに乗車
「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車(「宮小路町」下車 徒歩約10分)
バス
【東京駅から高速バス】
八重洲北口から徒歩5分 京成高速バス3番のりば
「マイタウン・ダイレクトバス DIC川村記念美術館・国立歴史民俗博物館ルート」に乗車
「国立歴史民俗博物館」下車
【行き】東京駅 9:55発 → 国立歴史民俗博物館 11:31着
【帰り】国立歴史民俗博物館15:00発 → 東京駅 17:01着
料金:大人片道1,340円(IC利用 1,190円)
レンタサイクル
主な貸出場所:観光案内所(京成佐倉駅前(社)佐倉市観光協会)、JR佐倉駅前観光情報センター(JR佐倉駅北口階段下)、佐倉ふるさと広場
時間:9:00〜16:00
料金:1日500円(電動アシスト自転車は1日1,000円)
レンタサイクルのお問い合わせ(社)佐倉市観光協会 電話:043-486-6000
にわのわ連動イベント「まちのわ」
2015年より、佐倉のまちと、にわのわをつなぐ連動イベントとしてスタートした「まちのわ」。「にわのわ」に行くのであれば、こちらのイベントにも行ってみると良いと思います。
佐倉市営駐車場がメインの会場となっており、こちらでも色々なお店が出展します。
にわのわに向かう道中で立ち寄れる場所にあるので、行きやすいですね。
「城下町」の雰囲気を残した街並みは、趣のある建物ばかりで、レトロな雰囲気を楽しめます。
にわのわは、一度入場券を買えば再入場できるので、一度抜けて、また戻ってきても良いですし、帰りに歩いて立ち寄り、でもいいですね。
歩いていくなら、京成佐倉駅からがいいですが、JR佐倉駅からなら、レンタサイクルで行ってもよさそうです。
こちらは2018年のマップですが、街並みを楽しみながら会場をぐるっと回って、いろいろ食べて帰ってくるってのもいいですよね。
会場はこんな雰囲気。
雑貨やおいしいものが販売されています。
コーヒーや、パンだけでなく、焼き鳥、タイ料理、イタリアン、クラフトビールなど。
このイベントだけでも十分に楽しめそうです。
にわのわも、まちのわもとっても魅力的です。
まとめ
千葉の魅力を存分に味わえる唯一無二のクラフトフェア『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ』。
GWが過ぎてベントも減るこの時期なので、行ってみてはどうでしょうか?
うつわ好きに限らず、楽しめること間違いなしです!また行きたい!
イベントに行けない、という方に。
当店は、”おうちに居ながら陶器市を楽しめる。”をコンセプトに、全国の陶器市やクラフトフェアから、『この人は!』と思った作家さんを取り扱い、販売しています。
にわのわに出展する作家さんの作品も取り扱っていますので、よろしければ覗いてみてください。
(うちる店主 タケザワ)