こんにちは!おうちで楽しむ陶器市 うちる編集局のタキです。
世の中にあふれる形、かたち、カタチ。うつわにもさまざまなカタチがあります。
丸、楕円、正方形、長方形、三角、六角、八角など、用途やお好みによってそろううつわが違うかもしれません。
そんな中から、今回は角皿をご紹介いたします。
組み合わせるお料理を選ばない、ベーシックに使いやすい角皿
正角皿 ベージュ 陶器 一翠窯 やちむん
ぷっくりと盛り上がったイッチンが小花のように愛らしい正角皿は、やちむん一翠窯さんの作品。
イッチンとは成形後、沖縄の白化粧(白土のどろ状の液体)をスポイトで加飾する技法で、立体的な絵柄が特徴です。
やわらかな生成りのベースに、落ち着いたブラウンの縁取りがされている、どんなお料理にも優しく寄り添ってくれる美しさです。
色ちがいで、南国沖縄の空と海を連想させるような、あざやかなブルーが美しい「ターコイズ」もあります。
角皿 花紋 陶器 エドメ陶房 やちむん
やちむんエドメ陶房さんの角皿はざっくりとしたカジュアルな花柄がポップで楽しい一枚。ほっこりと食卓に花を咲かせてくれそうです。
ほんわかやわらかに浮かぶ、淡いグリーンのドットが優しさを添えてくれています。手描きの絵柄なので、ひとつひとつ違った表情も楽しめますよ。
ブロンズ 八角皿 S 陶器 レジーナ
金属のようなシックさとクールを兼ね備えたレジーナさんの八角皿。
何にも染まらないブラックだからこそ、盛り付けるあらゆる素材の色味を引き立たせてくれそうです。もちろん真鍮のカトラリーとの相性も抜群です。
四角皿 小 ドット 陶器 古川まみ
ホワイトの地に生成りのまんまる模様がお行儀よく並ぶ、古川まみさんの四角皿。縁(ふち)のない、フラットなお皿だからこそ、より自由度が増し、楽しくなります。
柄ちがいで、よりカジュアルな「チェック」もあります。
半菊花濃 角皿 陶器 村田亜希 益子焼
水彩画のような、水墨画のような、色の「にじみ」というグラデーションが楽しめる村田亜希さんの角皿。半分ずつ描かれた菊花模様がどこかレトロで、懐かしさを感じさせてくれます。
盛り付けるお料理をひとつの作品として飾ってくれる、額縁のような角皿です。
横ならびを楽しむ、長方角皿
隅切長角皿 黒 陶器 寺田昭洋
シンプルで洗練された黒地の長角皿は、寺田昭洋さんの作品です。
長方の角皿は、横一列ずらっと食材を並べて楽しめるうつわ。おつまみをちょこちょこ乗せてもよさそう。
パパッと焼いた魚の塩焼きでさえ、モダンでおしゃれな装いにしてくれそうです。
角皿 長方 ストライプ 陶器 一翠窯 やちむん
大胆な筆づかいでダイナミックなストライプを描く、やちむん 一翠窯さんの角皿。その一筆の中に「かすれ」や「にじみ」などの表情が楽しめます。
カラフルな色使いが見る者のイマジネーションを湧きたたせてくれそうな、まさにアートなお皿です。
柄ちがいの「三角」もあります。
波佐見焼 ORIME ヘリンボーン 長角皿 ホワイト 陶器
爽やかなホワイトの波佐見焼の長角皿。
ヘリンボーンと呼ばれる、魚の骨に似た形状の模様を施しています。ヘリンボーンのような何度も同じリズムを刻む幾何学模様は、わたしたちの内面を静かに整えてくれるといわれています。見た目からも心が整いそうです。
色ちがいでブラウンもあります。
魅惑の群青色、爽やかなブルーが映える角皿
手描き青花 7寸正角皿 磁器 波佐見焼
けして華美ではないけれど、野花のような素朴でやさしい愛らしさをたずさえたブルーの花柄の正角皿。
花びら一枚一枚がていねいに描かれている、波佐見焼の一枚。青の花を中心に左右で違う料理を乗せるのも楽しそうです。
雫の森 四角平皿 群青の森 陶器 こむろしずか
葉っぱや雫や水玉。細やかなラインで描かれた模様が繊細で、そのひとつひとつを愛でたくなるような、こむろしずかさんの四角平皿。
それぞれの模様が合わさって、お皿の上で協奏曲のようにひとつのストーリーを奏でているようです。
長角皿 華更紗 磁器 波佐見焼
ひょうたんの唐草模様が、粋な和のこころを思い出させてくれそうな、波佐見焼の長角皿。浴衣や着物の生地のような更紗模様。
ひょうたんは、蔦(つた)が伸び、そこに実が鈴なりにできることから、「繁栄」や「円満」を意味する縁起のいい文様と言われています。そんな縁起のいいひょうたんの中に、さらに唐草が描かれている、ダブルで縁起を担いでくれそうな一枚です。
おわりに
お皿というと丸皿や楕円皿がなんとなく定番のような気がしますが、「角」というそのシャープさをたずさえた角皿は、まあるいお皿とはまた異なる印象をわたしたちの食卓に与えてくれます。
うつわの色彩や柄も食卓の表情をガラリと変えてくれますが、カタチも然り。そのフォルムで変わる繊細な印象を、日々の気分で変えてみるのも楽しいかもしれません。
和食器の角皿が気になる方、もっと角皿を見てみたいという方は、ぜひこちらもご覧になってください。
また、紹介した和食器だけでなくさまざまなうつわを販売していますので、よろしければ『おうちで楽しむ陶器市 うちる』にも足を運んでみてください。
お気に入りのうつわを見つけて、日常のテーブルシーンをさらに楽しめますように!