「トレー・お盆の教科書」失敗しない選び方から、おしゃれな使い方まで

こんにちは!おうちで楽しむ陶器市 うちる編集局の松本です。

今回は、うちる編集局おすすめのトレーや、注目の作家さん、テーブルコーディネートを紹介します。

「使ってみたいけれど、どんなものを買ったらいいのかわからない…」
「買ったものの、戸棚にしまったままになっている…」

そんな方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

どんなトレー・お盆があるのか、先に見てみたい!という方はこちらからもご覧いただけます。

トレー・お盆 一覧ページ

トレー/お盆の選び方

ここからは、トレーの選び方をご紹介します。

「トレーが欲しいな。どんなものがあるのかな?」

調べてみると、形や大きさ、材質など種類がたくさんあり、どれが良いのか迷ってしまうかたも多いのでは?

まず、初めてトレーやお盆を購入するときは、長角で8寸ほどの大きさのものがおすすめです。

例えば、松屋漆器店の木製長角トレーがあります。

おすすめの理由は3つ。

1:使い勝手のよい大きさ

2:収納しやすいフォルム

3:お手頃な価格

丸皿と小皿、カップを乗せてもゆとりがあるサイズ感で、一汁三菜のひとり定食にぴったり。

また、お料理を運ぶときにもちょうど良い大きさです。

奥行きがなく、スタッキング収納も可能なので、食器棚でもスッキリと収まるのも嬉しいポイントですね。

透明な塗料で仕上げられているため、汚れやキズがつきにくくなっています。

日常使いしやすく、長く愛用できますよ。

材質で選ぶ

一口に「トレー」と言っても、材質によって印象ががらりと変わります。

あたたかみが魅力の木製、上品な雰囲気の真鍮、インテリアとしても活躍するラタンの3つを紹介します。

木製

まずは王道の木製トレーです。

温かみのある色合いや、木目などの自然の豊かさを感じられるところが魅力です。

木製といっても色や材質など種類は様々。

それぞれ色味や木目の出方が異なるので、種類違いで揃えてもいいですね。

ナチュラル

タモ材などのナチュラルな色は、温かみのある優しい風合い。

和洋、ジャンルを問わずお料理に合わせやすいので、暮らしにすっと溶け込んでくれますよ。

毎日の食卓で活躍させたい方におすすめです。

ウォルナット

ウォルナットが素材のものは、深い濃褐色が落ち着きのある雰囲気です。

木目が映えるので、同じ商品でもひとつずつ個性ある表情が楽しめそう。

食材やうつわの色味を引き立ててくれるので、色あざやかなテーブルコーディネートにしたいときにおすすめです。

アメリカンチェリー

アメリカンチェリーが素材のものは、経年変化により色合いの変化が大きいことが特徴です。

はじめは淡い薄桃色ですが、紫外線の影響などにより濃い赤褐色になります。

使い込むほどに風合いが増すので、その変化を楽しみたい方におすすめです。

真鍮

次に真鍮です。

真鍮とは銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことで、黄銅(こうどう)とも呼ばれています。

日々使っている5円玉や、トランペットなどの管楽器でも使われる素材です。

真鍮で作られたトレーの魅力は、経年変化によって生まれる味わい。

気に入ったものをお手入れしながら大切に使い、長い時間をかけて育てていきたいですね。

存在感のある色合いが、食卓をパット華やかな雰囲気に演出してくれます。

ちょっとしたお祝いなど、おもてなしのときにも重宝しそうです。

こちらは、真鍮に銀メッキを施したもの。

金色のものに比べて、落ち着きのあるシックな雰囲気です。

また、銀メッキのものには、手や器などがよく触れる箇所に「アタリ」と呼ばれる、独特の風合いが表れます。

ラタン

最後にラタンで作られたトレーをです。

ラタンは日本名を「籐」という、ヤシ科の植物です。

しなやかで曲げやすく水に強い特徴があり、椅子や温泉の脱衣所カゴなどに使われています。

シンプルなデザインながらも、あみ目からは柔らかな印象を受けますね。

ゆっくりお茶をしたいときなど、リラックスタイムに活躍してくれます。

軽くて水に強いので、アウトドアで使うときにもぴったりです。

食卓で使うときに限らず、アクセサリーや時計などを飾っておく、インテリアとして使ってもステキです。

各材質ごとに特徴とおすすめのシチュエーションをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

材質 特徴 おすすめのシチュエーション
ナチュラル 優しい色味で、どんなうつわとも合わせやすい トレーを初めて買うとき
ウォルナット 深い濃褐色で、木目が映える個性的な表情 色鮮やかなうつわをのせるとき
アメリカンチェリー 少し赤みを帯びた色で、使ううちに濃い色に変わっていく 長い時間をかけて、育てる楽しみを味わいたいとき
真鍮 存在感のある佇まいと、アタリなどの味のある風合い 上品な食卓を演出するときや、インテリアとして使うとき
ラタン 軽くて水に強い アウトドアで使うとき

形で選ぶ

次に、形の違いによる特徴を紹介します。

トレーにどんなお料理やうつわを並べたいか、想像してみてくださいね。

1. 四角

長方形

長方形のトレーはすっきりとした印象です。

焼き魚をのせた細長いうつわをのせたり、パスタを盛りつけたオーバル皿をのせるときにぴったり。

どんな形のうつわをのせてもきちんとまとまってくれるため、使いやすく、日常使いにぴったり。

初めて購入するときなど、暮らしに取り入れやすい形です。

正方形

正方形のトレーは、長方形に比べて可愛らしい印象が強まりますね。

奥行きもあるので、カレーやハンバーグプレートなど、大きめの丸型のうつわとも相性がいいですよ。

2. 丸

丸型のトレーは優しい印象です。

ごはんとお味噌汁、お漬物をのせた朝ごはんや、小皿をたくさん乗せたおばんざい定食にぴったり。

おやつとコーヒーをのせてカフェ風のお洒落な雰囲気を出したいときにも◎。

棚やテーブルの上に何気なくおいても絵になるので、インテリアとして使ってもいいですね。

3.楕円

楕円は、長方形の使いやすさと、丸型の優し気な雰囲気を兼ね備えた、まさに良いとこ取り。

珍しい形なので、おもてなしで使えば目を引くことまちがいなし!

各形ごとに特徴とおすすめのシチュエーションをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

特徴 おすすめのシチュエーション
長方形 すっきりとした印象で、バランスがとりやすい 和食のときや、初めてトレーを買うとき
正方形 奥行きがあるので、大きなお皿ものせやすい カレーやパスタなどのメイン料理を食べるとき
優しい印象で、片手でも持ちやすい お茶とケーキなど、おやつを食べるとき
楕円 優しい印象でありながら、すっきりとして見える おもてなしなど、お茶とおかしをサーブするとき

トレー/お盆のおすすめブランド、作家

ここからはおすすめのトレーブランド、作家さんをご紹介します。

気になる方がいればぜひチェックしてみてくださいね。

松屋漆器店

明治38年創業、越前塗の漆器メーカーの松屋漆器店さん。

福井県鯖江市河和田地区で、漆器の技術を生かしたナチュラルな風合いの商品(白木塗)など、現代のライフスタイルに合う商品を主としたものづくりをされています。

タモ白木塗 木製スープトレー

優し気な風合いが魅力のタモのスープトレー。

スープとパンを楽しむ朝食トレーとして、カフェ風ランチを楽しみたいときにぴったり。

お茶の時間にポットとカップをのせて、持ち運びに便利なお盆としても使いやすいサイズです。

和洋ジャンル問わず、いろいろなお料理に合わせやすく重宝しますよ。

松屋漆器店さんの作品はこちらからご覧いただけます。

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四十沢木材工芸/KITO

山から与えられた愛おしい木の塊を一切無駄にすることなく、無垢の木の心地よさをそのままに製作されている、四十沢木材工芸さん。

“木といっしょに”日常を過ごせるようにと名付けられた「KITO(きと)」は、山林への畏敬と感謝の気持ちが込められたシリーズです。

緩やかなカーブで表現された輪花の形が可愛らしいトレーです。

表面に見える木目が自然の美しさを感じさせ、使うたびに穏やかな気持ちになれそう。

木製はもちろん、真鍮のカトラリーも合わせやすいですよ。

モンブランと熱々のコーヒーをのせて、おやつタイムにぴったりのサイズ感。

一人で過ごす休日を、より贅沢な気持ちにさせてくれそうです。

四十沢木材工芸/KITOさんの作品はこちらからご覧いただけます。

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東屋

平成9年の創業以来、信頼できる国内の手工業者と協働し、いくつもの生活のための道具を生み出してきた東屋さん。

『朝、目覚めてから、夜、眠りにつくまでたくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように。』という思いが込められています。

写真のように真鍮に銀メッキを施した銀色のお盆と、真鍮そのものの色味が味わえる金色のお盆があります。

トレーだけでなく、日常使いしやすい和食器も多く取り揃えていますよ。

シンプルなデザインが、うつわやお料理を引き立ててくれるトレーです。

小さな急須に湯飲みを1~2つのせるときにちょうど良いサイズ感です。

お客さんにお茶を出すときに重宝しますよ。

スパイスたっぷりのエスニック料理なども似合いそうですね。

東屋さんの作品はこちらからご覧いただけます。

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Semi-Aco 加賀雅之

岡山県美作市で天然の木材を使って製作されている加賀雅之さん。

日々の暮らしがほんの少しだけ温かくなるような、穏やかになるような作品と一緒に、そんな「時間」や「空間」を届けられればと願っています。

そんな思いが込められた作品たちは、丁寧に施された彫りはが美しく、触ると木の温かみを感じる心地良さがあります。

ネーミングのとおり、おにぎりを2~3個のせるのにちょうどいい大きさの木のトレイです。

おにぎりをのせて、和なプレートを堪能するのはもちろん、パンやおやつなど、自由に盛っても楽しめます。

今日は何と何を合わせようかな?なんて、メニューを考える時間も楽しめそう!

Semi-Aco 加賀雅之さんの作品はこちらからご覧いただけます。

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高塚和則

栃木にて注文家具やうつわの製作をしている高塚さん。

無垢の木を生かした作品は、ひとつひとつ木目や色味、風合いが異なります。

なめらかな質感と、木そのものの柔らかな表情を感じられますよ。

「はちのす彫り」が施された、桜のトレイです。

木目と手彫りの優しさに、思わず触れたくなりますね。

トーストしたお気に入りのパンに、コーヒーを添えて。

無垢の木は湿気を吸うので、焼き立てのカリッとした食感を維持してくれます。

いつもよりちょっと早起きして、のんびり朝食を食べたくなるようなトレーです。

高塚和則さんの作品はこちらからご覧いただけます。

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ki-to-te 前田充

デザインから制作まで、すべてを一人で手掛けるki-to-te前田さん。

天然の木の表情をそのまま生かせるようにと、植物性のオイルで仕上げています。

使い続けるうちに、少しずつ濃くなり味わい深くなっていく、その変化も楽しめますよ。

クルミの木の色や、質感が味わい深いトレーです。

デザートボウルにカトラリーを添えて、おやつタイムにぴったり。

お茶セットなら、湯のみ2つにおやつ豆皿をちょんと乗っけるようなサイズ感です。

ワイングラスとナッツ、ビールとおつまみなど、晩酌タイムにも使いやすく重宝しますよ。

ki-to-te 前田充さんの作品はこちらからご覧いただけます。

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守田詠美

長野県の松本のアトリエで、金属の板や線を叩いたりくっつけたりする方法で作成されています。

「変色して生活になじんでいく自然な感じが好き」

その言葉通り、守田さんの作品は時間の経過とともに色が深くなり、アンティークのような味わいになることが特徴です。

使うほどに変化して自分だけの道具になってくれます。

洋白で作られたオーバルプレートは、光りすぎない、控え目な光沢が上品に主張して、置くだけで凛とした雰囲気に。

そのままケーキをのせてデザート皿にしても、トレイとして使っても、様になります。

セミドライのイチジクとチーズ、ナッツなんかをのせてワインのおともにも良さそう。

小物を飾ったり、指輪などアクセサリーの収納場所にしたりしても良いですね。

守田詠美さんの作品はこちらからご覧いただけます。

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3.トレー/お盆を使ったテーブルコーディネートの例

ここからはテーブルコーディネートをご紹介します。

さて、皆さんはどんな風にトレーを暮らしに取り入れているのでしょうか。

「どんな風にうつわを並べるのかイメージできない……」
「どんなお料理をのせたらおしゃれなんだろう……」

具体的な使い方に困っている方は参考にしてみてくださいね。

来客があった際に、デザートと飲み物をのせて食卓へ。

真鍮のトレーで出せば、いつものおもてなしも特別な雰囲気に。

その場の話題のひとつになること間違いなしです。

普段の何気ない朝ごはんも、トレーに乗せるだけでお洒落さがぐんと上がりますね。

木は湿気を適度に吸収する性質があり、トーストは最後までカリッと、おにぎりはのせてもベタつきにくいという特性があります。

おにぎりを乗せて、豆皿の上に漬物とちょっとしたおかずを添えて……なんて、和風メニューでも大活躍してくれそうでわくわくしちゃいます。

汁物はお碗に入れて、ご飯は直接トレーに盛り付けたワンプレートごはん。

てんこ盛りにした野菜も、鮮やかさが引き立ちます。

それぞれをうつわに盛るのではなくワンプレートに乗せる工夫をすれば、ぐっと豪華さが増しますね。

いつもの夜ごはんも、トレーに乗せればカフェ風ご飯に変身!

トレーに乗せてサーブすれば、食べ終わった後のうつわを一度に運べて、片付けも楽なのがうれしいポイントですね。

作り置きしていたおかずをそれぞれ豆皿にちょっとずつ乗せて、メインのおかずはお気に入りのうつわに盛って。

グラスにビールを注いで、乾杯!

仕事終わりのいつもの夕食も、トレーのおかげでワンランクアップしますね。

トレー/お盆のお手入れ方法

せっかく購入したお気に入りのトレーは長く大切に使っていきたいもの。

お手入れと聞くと、難しそうに聞こえるかもしれませんが、使った後の『ちょっとひと手間』に気を付けるだけで、トレーへの負担をへらすことができます。

ここからは材質ごとのお手入れ方法をご紹介します。

木製

木製のうつわは、乾拭きかよく絞った布巾で拭く程度で、お手入れは簡単。

使用後、汚れが気になる場合は、なるべく早いタイミングで固く絞った布巾などで拭きましょう。

それでも落ちない場合は、中性洗剤を使ってスポンジ洗いをしましょう。

やさしく洗うように注意してくださいね。

洗った後は、柔らかい布で水気を拭き取って自然乾燥させましょう。

カビなどを作らないためにも、しっかりと乾かしてください。

食器洗浄機・乾燥機、電子レンジの使用はできません。

また、木の種類や加工方法によって異なる点もあるので、詳しいお手入れ方法は、購入の際にご確認くださいね。

真鍮

使った後は、柔らかい布で乾拭きをしてください。

はじめはピカピカと輝いていますが、空気による酸化で徐々に色が濃くなったりしみのような斑点ができ、アンティーク調の味わいが出てきます。

時々乾いた布で拭くと、深い色味に変わりますよ。

高温多湿な場所に置くとさびてしまうことがあるので、ご注意ください。

食器洗浄機・乾燥機、電子レンジの使用はできません。

商品によって異なる点もあるので、詳しいお手入れ方法は、購入の際にご確認くださいね。

お手入れについて、詳しく知りたい!というかたは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

うつわのお手入れについて

まとめ

今回はトレー・お盆の魅力を様々な視点からご紹介しました。

どんなトレーを買うか迷っている方も、テーブルコーディネートに悩んでいた方も、参考になりましたでしょうか。

おうち時間が増えたいま、暮らしにトレーを取り入れて、日々の食事をより素敵な時間にしてみてくださいね。

もっとトレー・お盆を見てみたい!という方は、こちらもご覧になってみてくださいね。

トレー・お盆 一覧ページ

また、紹介したトレー・お盆だけでなくさまざまなうつわを販売していますので、よろしければ『おうちで楽しむ陶器市 うちる』にも足を運んでみてください。

おうちで楽しむ陶器市 うちる

お気に入りのトレーを見つけて、日常のテーブルシーンをもっと楽しめますように。

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