【うつわの揃え方】
うつわを買いそろえたいなと、お店で何点か買おうと思うと、たくさんの種類があるので、
「小さなうつわから大きなうつわまで、たくさん買いたい!」
と色々なうつわに目移りして、結局どんなうつわを買うべきか分からなくなってしまった…という方、いらっしゃるのではないでしょうか
うつわに限らずキッチン道具や学用品など、初めて何かを買いそろえる時って、必要なものと欲しいものとが合わさって、悩んでしまう事もありますよね。
色々なうつわをたくさん買いたくなる気持ちもとっても分かるのですが、必要なものを見極めながら、少しずつ揃えていけば大丈夫。
「一気にたくさん買ってみたものの、やっぱり使う機会が少なかった…」
とならないよう、基本のうつわを使ってみて、どんなうつわが自分の生活にあっているのかを確かめながら、買いそろえるのがおすすめです。
そこで、うつわが大好きなスタッフの私たちが、実際に買い物をして
「これは必要だった!買ってよかった〜!」といううつわを中心に買いそろえる時の基本セットを選んだのでご紹介します。
1.うつわを買いそろえる時の基本セット
うつわを買いそろえる時の基本セットは
・7〜8寸のメイン皿
・5〜6寸の取皿
・お茶碗と汁椀
の4点。
うつわを揃えようと思ったときに一番優先すべきなのは「使う頻度」。
せっかく買ったうつわはたくさん使いたいですよね。
「1人暮らしだから大きな30cmのお皿は使う事が少ないけれど、おもてなしの時に使いたいな。形が気に入って買ってみた!」
そんな風にお買い物をしたこともあるのですが、おもてなしをするような機会って数か月に1度…。
出番が少なく、せっかく気に入ったのに、なかなか食卓に登場させることができていません。
そこで、使い勝手が良いサイズで、食卓での使用頻度が高いうつわを選ぶのがポイントです。
その中でも、毎日使うような基本のうつわには、シンプルで、落ち着きのある色のものにすると、使い回しがしやすいです。
わたしはちょっと個性的な色や柄のうつわも好きなのですが、どうしてもお料理よりうつわに目がいき、盛りつけるお料理が違っても、食卓全体が同じような印象になってしまいます。
基本のうつわとして毎日使うのは、ちょっと飽きてしまうな〜と思うので、白っぽいうつわなどを選ぶのがおすすめです。
それでは、基本セットの中身について詳しくご紹介します。
1.7〜8寸のメイン皿
7寸〜8寸(21cm〜24cm)くらいのメインのお皿(大皿)おすすめする理由は、1番よく使うサイズだから。
このサイズのお皿は、メインディッシュなら1人前、シェアするなら2〜3人前という、1番良く使うサイズなんです。
例えば…
朝は食パンのせたワンプレート
beth.k.f 様(instagram)より
昼はパスタを1人前
rasuku215 様(instagram)より
夜は唐揚げを2〜3人分盛ったらみんなで取り分けて
mihana08 様(instagram)より
自分1人のときはもちろん、おもてなしするときにも重宝する、働きもののうつわです。
7〜8寸のメイン皿を選ぶなら、少し深さのあるものを選ぶのがおすすめ。
『7寸皿 白 磁器 菊花 美濃焼』 は、縁が程よく立ち上がっているので、肉じゃがなどの汁気のあるおかずや、カレーなどの一品料理にもぴったり。
また、ベージュがかったような白は、どんな色とも馴染みがよく、お料理はもちろん、他のうつわとも合わせやすいところが、基本のうつわとしておすすめしたいポイントです。
さらに、磁器という丈夫な素材でできているので、電子レンジや食洗機でも使えるところが、日常使いしやすいですよ。
その他、7寸サイズのメイン皿は、こちらからご覧いただけます。
7〜8寸のメイン皿 一覧ページ
2.5〜6寸の取皿
5〜6寸程(15cm〜18cm)のお皿は、メインのお料理にもう1品!という副菜をのせる時にぴったりのサイズ。
和食なら魚の切り身、洋食ならオムレツやマリネなどを盛って。
sue_cake_bake 様(instagram)より
おやつタイムには、カットケーキやマフィンなどの焼き菓子をのせるときにももってこい!
akane_mlw 様(instagram)より
大皿からお料理を取り分ける時にも重宝します。
kamienokiroku 様(instagram)より
朝から晩まで、何かと出番の多い5寸ほどの取皿。
手に取りやすいサイズ感と重さもポイントで、種類違いで数枚もっていると、気分やお料理に合わせて使い分けができるのでおすすめです。
取り皿を最初に選ぶなら、大皿と同様、少し深さのあるものを選ぶのがおすすめ。
『しのぎ5.5寸皿 シャーベットグレー 磁器 皓洋窯 有田焼』は、縁が立ち上がっているので、なすの揚げ浸しや鯵の南蛮漬けなど、汁気のあるお料理も大丈夫。
縁には細かな鎬のラインが入っているのもポイント。
このラインのお陰で、上からお料理を見た時に額縁のような余白ができ、簡単なお料理も上品な雰囲気に。
ロールパンだけをのせたり、ちょっとした焼き菓子をのせたりするときでも、お料理をしっかり引き立ててくれますよ。
その他、5〜6寸の取皿は、こちらからご覧いただけます。
5〜6寸の取皿 一覧ページ
3.茶碗と汁椀
次におすすめするのが、茶碗と汁椀。
「洋食を食べることが多いからいらないかな…」
「カレーとかパスタとか、1品料理が好きだからなくても大丈夫そう…」
と思う方もいるかもしれませんが、やっぱり食べるとホッとするのがご飯とお味噌汁。
外食が続いたときの久々の夕ご飯は、定番の和食が食べたくなったりしますよね。
aiyu 様(公式HP)より
「ごはんとお味噌汁が無性に食べたい!でもうつわがない。困った!」という事が無いよう、日本の食卓に馴染み深い茶碗や汁椀は、揃えておくのがおすすめです。
また、お茶碗は筑前煮などの汁気のあるおかずや、サラダを盛る時にも丁度良い大きさ。
カットフルーツやヨーグルトを入れて、デザートボウルとしてもぴったりです。
お茶碗はご飯だけ!とは考えず、自由な発想で使うと、うつわ使いがもっと楽しくなりますよ。
お気に入りを見つけたら、長く続けたい方が多いという茶碗と飯碗。
飽きの来ない定番のデザインや、持ち心地の良いものを選ぶのがおすすめ。
『粉引削り飯碗 陶器 美濃焼』は、粉引の温かな色と鎬模様のシンプルなデザインなので、飽きることなく長く愛用できます。
つややかな質感の器肌で、つるりとした手ざわりが心地よいです。
coconuts1103様(instagram)より
粉引のお茶碗の良い所は、食材の色味を美味しそうに引き立ててくれるところ。
旬の食材を楽しみたい、炊き込みご飯もぴったりです。
その他、お茶碗はこちらからご覧いただけます。
茶碗 一覧ページ
汁椀も飯碗と同様に、飽きの来ない定番のデザインや持ち心地の良いものを選ぶのがおすすめ。
『しらさぎ椀 M ナチュラル さくら 白鷺木工』は、木目が美しく、丸っこい形がポイント。
明るい桜の木の色があたたかな印象で、先ほど紹介した粉引などの白いうつわとも相性抜群です。
また、木は熱くなりにくいだけじゃなく、冷めにくいという特徴もあるので、汁椀にはもってこいの素材!
ぽってりとした形は手にもおさまりがよく、出来立てのお味噌汁をよそったお椀を両手で包み込むと、じんわりと温かさが伝わってきますよ。
その他、汁椀はこちらからご覧いただけます。
汁椀 一覧ページ
2.揃えやすいおすすめのシリーズのうつわ
「最初に揃えるべき基本のセットと、どんなうつわを選んだら良いかはなんとなくわかったけれど、自分で全部選ぶのはちょっと大変…」
「シンプルなものはシンプルなものでもたくさんあって、組み合わせに悩むなぁ…」
最近では、様々な作家さんや窯元さんのうつわがネットやお店で変えるので、選べるうつわがたくさん!
シンプルなデザインで白っぽい色の7寸皿と5寸皿と…と選ぶと、組み合わせは数えきれないほど。
そこから選ぶのはちょっと難しいなと思いますよね。
そんなときは、
同じデザインのシリーズや同じ作家さんのもので、何点か買いそろえる
とコーディネートがぐっとしやすくなります。
そこで、ラインナップが豊富で揃えやすいうつわを2シリーズ紹介します。
菊花
7寸のメイン皿のおすすめとして紹介した、かわいい花の形のシリーズです。
菊花のシリーズで揃えると、温かな色合いと花びらの丸いフォルムが相まって、優しい印象の食卓に。
色違いの黒を一緒に合わせてみても、食卓全体にメリハリができてまた違った雰囲気になります。
モチーフが一緒なので、色が正反対でも統一感が出て素敵ですよ。
菊花シリーズのうつわはこちらからご覧いただけます。
菊花 一覧ページ
削ぎ目・鎬
お茶碗のおすすめとして紹介した、粉引の削ぎ目・鎬(しのぎ)シリーズ。
シリーズで揃えると、黒い斑点模様やところどころ赤味を帯びた色合いから味わい深い雰囲気の食卓になります。
和食はもちろんですが、大皿にはパスタを、カップにはポタージュを盛って、洋食メニューとも相性ばっちり。
和洋中ジャンルを選ばず、定番のうつわとして長く愛されているデザインなので、食卓に馴染みやすいです。
削ぎ目・鎬シリーズのうつわはこちらからご覧いただけます。
削ぎ目・鎬 一覧ページ
また、当店ではうつわを大まかに、和のうつわ、洋のうつわの2つに分類しています。
それぞれのグループの中で組み合わせてもまとまりが出るので、シリーズだけでなく選んでみたい!という方は、こちらのページを見てみてくださいね。
和のうつわ
洋のうつわ
3.おわりに
今回は初めてうつわを買いそろえる時のポイントについてご紹介しました。
たくさんのうつわを見て、
「どんなうつわで揃えると使いやすいのかわからない!」
と悩んだら、今回紹介した
・食卓でよく使ううつわだけを選ぶ
・シンプルなデザインを選ぶ
の2つを思い出して、うつわ選びをしてみてくださいね。
少しずつお買い物をしながら自分に合ったうつわを揃えていくと、どんなお料理でも、どんなシーンでも自分らしいテーブルコーディネートができるようになりますよ。
常設特集
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【和のうつわ】素朴な風合いや、伝統的な技法で、ごはんの時間を豊かにしてくれる定番のうつわたち。
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【洋のうつわ】パッと目を引く色、柄、模様。日本各地から、和食・洋食問わず食卓を明るくしてくれるうつわたちを揃えました。
作風から選ぶ
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【ほっこりかわいい】思わずにっこりしちゃう、かわいいうつわがいっぱい。
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【シンプル】シンプルながらも、凛として美しい作品に出会えます。
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【土の温もり】土ものならではの素朴でいて力強い作風を感じられます。
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【染付】伝統的な染付を現代の暮らしに寄り添ったかたちで。
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【民藝・民陶のうつわ】民藝ならではの素材や技法を感じられる作品を集めました。
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【上品なうつわ】繊細な彫模様や装飾が、品のある佇まい。
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【木工・漆器】一つ一つ手仕事で仕上げた手間ひまのかかった作品ばかりです。
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【ガラス】透明感のあるものや、細工の凝ったものまで。
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【キッチン用品】使い勝手の良いキッチン用品、厳選しました。
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【北欧食器】デザイン性と実用性を兼ね備えた、北欧生まれの食器。