酒器 お猪口(おちょこ)
冷酒や熱燗なども楽しめる、個性豊かなラインナップです。
土のぬくもりを感じる陶器のものから、涼やかなガラス製のものまで揃っています。
普段の晩酌からハレの日まで、お気に入りのお猪口やぐい呑みを使いませんか?
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お猪口の選び方
お猪口を選ぶ時のポイントをご紹介します。
■お猪口を選ぶポイント
1.素材
お猪口の素材によっても味わいが変わります。
お酒の種類によって使い分けるのもいいですよ。
〇陶磁器
一般的によく見かけるのが陶磁器製のもの。
陶器は、深みのある日本酒との相性が良く、冷酒から燗酒まで使えます。
陶器よりも薄い磁器は、軽くて持ち上げやすく、ひんやりとした感触が特徴。
コクのあるものからキリッとした辛口まで、幅広く楽しめますよ。
〇ガラス
ガラスのお猪口は、日本酒の風味をそのまま楽しみたい人に向いています。
また、大吟醸のようなすっきりとしたお酒には薄めのもの、濃厚なにごり酒などは厚みのあるものなど、厚さによる使い分けもおすすめです。
見た目の涼しさから冷酒にもぴったりです。
切子や津軽びいどろなどデザインが凝ったものも多いのも特徴です。
〇木
ヒノキ、ケヤキ、竹などが材料として使われる木製のお猪口。
陶磁器やガラスなど、ほかの素材に比べると軽量で割れにくいのが特徴です。
無塗装のものなら、木の香りとともにお酒を味わうことができ、樹脂塗装のものは、丈夫で木目の美しさをいつまでも楽しめます。
また、漆器のお猪口は、燗酒を注いでも熱くなりすぎず、冷めにくいいため酒器にとても向いています。
〇錫(すず)
錫は、雑味をなくしまろやかにするため、酒器や茶器としてよく使われてきた素材です。
また、熱伝導率が高いのも特徴。
錫のお猪口を冷蔵庫に1、2分入れておくと、うつわ全体が冷え冷酒がより美味しく感じられますよ。
〇チタン
チタンは熱を通しにくいため、注がれた酒の温度が変化しづらいのが特徴。
低温のお酒をじっくりと味わいたい方におすすめです。
適温を保ちやすく、丈夫で持ち運びしやすいので屋外にも向いています。
2.大きさ・容量
お猪口の容量は、一般的30〜60ccから120〜150cc程度のものまであります。
自分の好きなお酒や飲み方のスタイルにあわせて、最適な物を選びましょう。
一口でぐいっと飲みたい方や冷酒好きなら、小さめのもの、温度の変化とともに味の変化もじっくり楽しむなら大きめがいいですね。
3.形
お猪口の形状で日本酒の味わいが違います。
特に注目したいのが、飲み口の広さ。
飲み口が広いと、日本酒の表面積が広いため香りが濃厚に引き立ちます。
反対に飲み口が狭いと、スッキリとした味わいになります。
〇お椀型
飲み口が広く、お酒の旨味や香りをしっかりと感じることができます。
どんなお酒にも合いますが、本醸造、生酒などの淡麗辛口などにいいですよ。
〇つぼみ型
口が狭く、下の部分が広くなっている丸みのある形状。
香りを閉じ込めやすいので、純米酒を注ぐとお酒本来の味をダイレクトに感じます。
〇ストレート型
縦長で下に向かってやや傾斜しており、お酒の香りや風合いをそのまま味わえます。
古酒や長期熟成酒など、癖のある個性的なお酒に向いています。
〇ラッパ型
逆三角形で飲み口が広いラッパ型は、お椀型よりも強く香りを感じます。
大吟醸や吟醸酒など華やかな香りを堪能したい場合にいいですね。
シンプルなお猪口
京盃 紫 七宝 磁器 波佐見焼
白地に茶色の七宝(しっぽう)文様が映える上品な盃。
七宝は、円が無限につながる様子から、人と人が無限につながる、子孫繁栄などを意味するおめでたい柄です。
ふだん使いから特別なシーンまで幅広く使えます。
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猪口 稲白 磁器 美濃焼
グレーやベージュがかった白は、稲藁の灰を原料とした釉薬によるもの。
お米からできたお酒を、稲藁からできた酒器でいただく、粋な時間が楽しめます。
自然の優しい色と質感が、お酒の旨味を引き立ててくれますよ。
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絵付けが美しいお猪口
猪口 古代唐草 磁器 波佐見焼
白地に青が映える、染付のお猪口。
表面に描かれている唐草模様は、子孫繁栄や長寿を意味する縁起の良い模様。
青と白の組み合わせは、うつわにはよくある配色なので、ほかのうつわとの相性も抜群です。
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手造平盃 磁器 波佐見焼
内側の華やかな絵付けが特徴の盃。
お酒越しに美しい絵柄が楽しめるのは粋ですね。
角度があり口が広いラッパ型なので、辛口のお酒をくいっと飲むのに良さそう。
柄が美しいので、棚に飾るだけでも素敵ですよ。
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お猪口ってどんなうつわ?
お猪口は、日本酒を楽しむための酒器で、徳利と一緒に使われることが多いです。
もともとは、あえものや酢の物などを盛り付けて使われていました。
江戸中期以降、酒器やめんつゆなどに使用されるようになったのです。
お猪口は、もとは「ちょく」と言われており、由来については以下のとおり諸説あります。
また、「猪口」という表記は当て字のようです。
《猪口の由来》
・中国では盃を「チョング」と呼んでいたため
・武家が食していた「本膳料理」で使われていた猪口という器からとった
・少量を意味する「ちょっとしたもの」からきている
・飾り気のなさや、素朴さを表す「直(ちょく)」が関係している
ぐい呑み・お猪口・盃について
ぐい吞み・お猪口・盃、3つとも一見同じように見える酒器ですが、違いがあることをご存知でしたか?
それぞれどんなうつわなのか説明します。
・ぐい呑み
ぐい呑みは、底が深く口径が広い酒器。
その由来は「ぐいっと呑む」や「ぐいっと掴んで呑む」などからきているといわれています。
一般的に、1〜2口では飲みきれないサイズのものが多く、何口かに分けて飲み干すのに適しています。
温度によって変化する、お酒の味わいを楽しみたい場合におすすめです。
・お猪口
ぐい呑みよりも小ぶりで、1〜2口で飲み干すことができるサイズの酒器
徳利と一緒に使われることが多いです。
飾り気のない安直なことをさす「直(ちょく)」などが語源といわれています。
・盃(さかずき)
小皿のような形状をした浅めの酒器で、小さな高台がついているのが特徴。
一般的に、お猪口とぐい吞みの中間ほどの容量です。
日常使いもされますが、結婚式の三三九度や、お正月のお屠蘇を飲む際など儀式で使用されることもあります。